2:月曜


そして波乱開始の月曜日、今日はアズサさんが迎えに来てくれるらしいのだけれど…
あ、あれ…?いない…
じっと校門を見ても誰もいない。
あ、も、もしかしてあの時のお話は冗談だったのかな…?
私、1人でドキドキしちゃってたけれど…な、何だか恥ずかしいな。


心のどこかで少し残念に思っている自分に苦笑しながら校門を通り過ぎようとすれば微かに何か聞こえた。
あれ…?聞き覚えあるような声…



「花子……」



「あ、あず、アズサさんっ!?」



キョロキョロと辺りを見渡せば今度は、はっきりと聞こえたアズサさんの私を呼ぶ声。
驚いて更に見渡すと可愛いお花の山がもぞもぞと動き出してひょっこりとアズサさんが顔を出す。


「えぇ!?アズサさん、コレどうしたんですか!?」


「うん、花子を…待ってる間…ぼーってしてたら…このお花…花子に、似合うかなって…はい。」


「わわわっ」



どさりとたくさんのお花を手渡されて思わず慌てて受け取ってしまう。
するとアズサさんはとっても嬉しそうに微笑んでくれた。



「ふふ、やっぱり…花子、かわいい、よ。」



「うううううう〜」



両手が可憐な花で塞がってしまっている事を良い事にアズサさんは好き放題に私の顔にちゅって可愛い音を立てて沢山キスして着てしまうけれど
ここ!校門です!!!


うわあああこんな所クラスメイトに見つかったら明日質問攻めにされてしまう。
恥ずかしくてぼぼぼっと顔を赤くしてしまえばアズサさんは「かわいい」って言いながらまだまだキスを続けてきてしまう。



「あず、あず…アズサさん!わた、私!もうそろそろ帰りたいのですが!!」


「あ…そう、だった…かえろっか…ハイ」


「ふぁ!?」



私の欲求に彼は思いだしたかのようにようやくキスの嵐をやめてくれて
足を帰路へと向けてくれたのだけれど
事もあろうかぐいっと私の肩を抱き寄せてきてしまったからアズサさんとの距離が急接近してしまって思わず変な声が出てしまう。



「花子、を…変な奴に…触らせたく…ない、から。」


「ううううううアズサさんが格好良い…」


「ふふ…格好良い俺は…キライ?」



アズサさんは少しばかりおどけたようにそう言うけれど、そんな仕草も本当に格好良いから困る。
だってこれもきっと全部私が怖がらないようにって言う彼の配慮だから。



「私は…格好良いアズサさん、すき…です」


「ありがとう花子…だいすきだよ。」



小さな私の告白はしっかりと彼に届いてしまったようで
少しばかり弾んだ彼の声にまた私はぼふんと顔を赤くしてしまった。



月曜日からこんなんじゃ…私の心臓持ちませんよ。



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