第一章
窓閉めよし、ガスもよし、エアコンも切ってある。
じゃあ、いってきま…ガチャ
あれ、なぜかドアが外から開いたぞ。
でも、ここの鍵をもっているのは限られているから…
『シュウさん…?どうしたんですか、何か忘れ物でも?』
「花子、今日あんたは高熱を出して歩くこともできないので仕事は休み」
『うぇ!!!?ちょ、どういうことですか!』
「うるさい、だからあんたは今日休みなの。わかったら、早くその社蓄装備おろしてこい。」
いや、そんなことよりどうやって会社に連絡とったんですか!
それにいきなりはやめてくださいよ!!
会社用のメイクなんですよ!!?
と、言いたいことは山ほどあるけど、シュウさんに従順すぎるこころは
社蓄装備(スーツ)を順番に外していく。
ふんだ、いいもんね。いいもんね!
今日は黄色のワンピースじゃなくて、クリーム色にしちゃうもんね!!
と、反抗にもならない反抗をしてリビングにいる彼に
『終わりました!!』
といかにも拗ねてますよ風にいってみた。
「ん。じゃ、いくぞ。」
『だから、どこにいくんですか!って、待ってください!』
その長いお足をスタスタと動かす彼にせかせかと一生懸命ついていったら
マンションの前にながーい胴体したリムジン様が止まってた。
『ままままさか、リムジン様に乗れとかいいませんよね?』
「俺、お貴族ヴァンパイアだからリムジンとかわかんなーい。」
おい、このやろう。じゃあ、目の前に止まってんのなんだ。バスとでもいうのか。
「ほら、早くしないと胴長バスいっちゃうんだけど?」
バスといいやがったよ!このシュークリーム貴族!!
『これが、バスとかなにいっ……うわぁ!』
シュウさんはもう胴長バスというなのリムジンに乗り込んでて
乗れない乗れないと渋る私を中から無理やり乗せた。
『もう!もう!!お貴族シュークリームヴァンパイア様、行き先はどこなんですか!!』
「んー。まず、親父んとこ」
まさかの 王 様 と 面 会
『私のこ、心の準備とかは…?』
「…俺を愛してるなら大丈夫。」
そこまで、根拠のない大丈夫は初めて聞きましたよシュウさん。
そして、私に心の準備の時間をください…。
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