俺の頑張り
俺には最近すげぇとんでもない悩みってのがある。
「ユーマ君、ユーマ君。大好きっ!えへへ」
「………おう。」
俺の彼女がピンポイントで俺のツボばっかガスガスと無遠慮に押しまくってくるのですげぇツライ!
さっきもそんな可愛らしい台詞と一緒に唇にちゅっとキスをしてきちまうからもう俺の野生児大爆発寸前。
正直理性ってのが薄すぎる俺には毎度毎度花子の可愛すぎる愛情表現は拷問にちかい。つかマジ拷問。
何とか冷静を装って、でもこれ以上花子の顔見たら間違いなく襲っちまうから
顔を背ければ暫くの沈黙のあと震える声が聞こえてしまう。
「ユーマ君…もしかして怒ったの?勝手にちゅーしたから?…ご、ごめんなさい。」
「はぁ!?ち、ちげぇよ!寧ろ俺的には大歓げ…あ、」
「ゆ、ゆーまくぅぅぅん」
もうすぐにでも泣いちまいそうな花子の声に出てしまうのは俺の単純で大馬鹿野郎な本音で…
こんな事言っちまえばすぐにでも俺への拷問が再開されてしまうってわかってんのに
どうしても自分に嘘が付けないのが憎らしい。
「ユーマ君、ユーマ君…んぅ、すき…だいすき…んんっ」
「ちょ、花子…おまっ、ちょ…ああもう!」
愛の告白とキスの嵐に必死に…まぁ一応必死に抵抗してみたけれど
俺の理性ちゃんは花子の愛情表現攻撃にいとも簡単にノックアウトされちまって
遂に顔を出したのは自分の彼女に盛大に欲情しちまっているガキみてぇなオトコノコってやつだ。
「え?ユーマ君。」
「なぁ花子、俺スゲー頑張った。マジ頑張ったよなぁ!?」
俺の叫びの意味が分からないのか彼女は組み敷かれたままくたりと首を傾げて
それでも尚俺が近くにいるのが嬉しいのかニコニコとキスの嵐をやめようとはしない。
ハイ、もう限界。俺の野生児マジ限界。
「花子サン、花子サン。一つ提案があるんですけど。」
「?ユーマ君、さっきからどうしたの?」
じっと真剣に彼女を見つめればようやく止んだ愛情表現に一つ息を吐く。
吐くけれどもう俺も収まりがつきませんスイマセン覚悟ってやつをしてください。
先程の花子の可愛い愛情表現とは対照的に
深くて熱くて荒いキスを一つしてやれば
その体からみるみる力が抜けてしまい潤んだ瞳で俺を見つめる花子はもうなんつーか…ううん。
マジたまんねぇ。
「なぁ花子…」
ぎゅっと手と手を重ねて今までの一応紳士だった俺にサヨナラを告げる。
頑張った…俺は本当に今まで頑張った。
だからもう楽になろうぜ無神ユーマ。
「俺と二人でえっちをしませんか?」
そんな言葉に俺の下で彼女はぼふんと顔を赤くしてしまいまた俺のツボをついたから
もういいやって思ってその白くて柔らかい肌に牙を突き立てた。
それはこれから花子を今まで我慢してきた分激しく掻き抱くという合図だ。
「イタダキマス」
ぱちんと手を合わせてお行儀よくそう言って
俺は目の前のごちそうにむしゃぶりついた。
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