05ぷちがお迎えにいくようです
● 近所 ●
ぷちと
「おっきいはやと、どこにいるの?」
蒼
「今コンビニにいるって」
ぷちと
「そこまでおむかえ?」
蒼
「そうだよ、ぷちと歩ける?」
ぷちと
「うん、へーき!」
蒼
「そう、偉いね」
<蒼、少し前を歩くひょろりと長身の背中を見て>
蒼
「……あれ?」
ぷちと
「どーしたの?」
蒼
「前の人、知ってる人だと思うんだけど…ちょっと走るから、抱っこしてもいい?」
ぷちと
「うん」
<蒼、ぷちとを抱き上げ前の人物に追いつくと肩を叩く>
蒼
「…御堂筋くん?」
御堂筋
「…なんや」
蒼
「うふふ、こんにちは」
御堂筋
「…あー、なんやキミか…」
ぷちと
「…そうー…」
御堂筋
「なんやこのガキ」
蒼
「ぷちとだよ。ぷちと、こっちは御堂筋くん」
御堂筋
「……。なんやちっこい4番くんかい」
ぷちと
「…………」
<ぷちと、蒼にしがみつく>
御堂筋
「うさぎィはおいしかったんかァ?」
蒼
「ちょ、御堂筋くん!」
ぷちと
「ふぇ、ううう…」
<ぷちと、目を真っ赤に変色させて>
ぷちと
「うわぁん」
蒼
「ぷちとー、ほらほら大丈夫だよ」
御堂筋
「いっちょまえに鬼化するんやなあ」
ぷちと
「ふぇ、うう…」
<御堂筋、にやありと嫌な笑みを浮かべる>
蒼
「こらこら、なんで笑うかなー」
ぷちと
「ふえぇん」
新開
「おいおい御堂筋くん、2人をいじめないでくれないかい?」
<御堂筋、自身の後ろに立つ新開を横目に>
御堂筋
「ちっ、保護者の登場か」
蒼
「あ、新開くん来てくれたの?」
新開
「なんか遅かったから心配で」
ぷちと
「おっきいはやとー」
<ぷちと、新開へ手を伸ばす>
<新開、ぷちとを抱え頭に手を置き目線を合わせ>
新開
「ぷちとー、泣いてちゃダメだろ?お前が蒼を守んなくていーのか?」
ぷちと
「うう、ずびっ、おれなかない…」
新開
「よし偉いぞ」
<ぷちと、蒼を見つめ>
ぷちと
「そう、おれがまもるから」
蒼
「ぷちと…!かっこいーよ、ありがとう」
ぷちと
「うん、ずずっ」
蒼
「よし、じゃあ鼻水拭こうね」
御堂筋
「ハ…アホくさ。ほんならな」
蒼
「え、御堂筋くんまたね、また今度!」
御堂筋
「はいはい、今度は2人でゆっくり頼むわ…」
<新開、去っていく御堂筋の後ろ姿を見送りながらぽつりと>
新開
「はあ…蒼ちゃんって、交友関係広いよな」
蒼
「え?」
新開
「いや、なんでも」
蒼
「?」
<ぷちと、新開の服を引き>
ぷちと
「おっきいはやとおかえり。むかえにきたよ」
蒼
「お、偉いねぷちと。新開くんおかえり」
新開
「、ああ、ただいま」
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Around and around*