薬と玩具とB
ルーファウスの陰茎は身勝手に肉を押し分けてきたかと思うと、肉ひだを余さず擦り上げながら無遠慮に引き抜かれる。数え切れない程それが繰り返されるが、身じろぎ一つさせては貰えない。
「んっ、ふ、フッ…」
自分は祭壇の供物のようだ、とみみは思った。淫蕩な秘儀に囚われた物言わぬ供物。そう思えば、苦痛に混じり合う愉悦の感情にも合点がいく。一方的に腹の中を掻き回される感覚は暴力的だったが、そこから生まれる快楽は麻薬のように全身を巡った。
「ふうぅ…」
みみは喘いだ。その声は口枷に遮られ、喉の奥で滞留した。
尻を突き上げているせいか、ルーファウスのペニスはいつもより奥深くまで侵入してくる。初めこそ鈍い痛みを生むだけだった最奥の壁も、時間をかけて作り変えられた今では、亀頭にノックされる度に耐え難い快感を生むようになっていた。その動きが無慈悲に繰り返されると、みみの体は半ば強制的に絶頂へと押し上げられる。
「んあおっ、あっ、ふん…」
鼻にかかった艶かしい声が上がり、尻たぶが震えた。両手足を固定するバーが軋み、真紅の枷で彩られた手足の先がギュウと丸められる。
「はあ、イったのか?」
ルーファウスはペニスを引き抜き、目の前の尻が絶頂の余韻を味わう様をゆったりと観察した。ペニスを失った膣口がぱくぱくと濃い愛液を吐き出し、その上で尻の穴が健気にひくついている。目一杯引き攣らせた体は、暫くすると弛緩した。
それを見届け、ルーファウスはまた蜜壺にペニスを突き入れる。
「んうぅ…ッ」
みみは最早ギャグボールから垂れ落ちる涎に構ってなどいられず、代わりに喉から絞り出すような声を上げた。絶頂し収縮する膣の中を陰茎が無理やり割り入ってくる。嫌という程形を覚え込まされた肉棒は、細かい前後運動だけでも十分過ぎるほどの快感を与えてくる。
「は、よく締まる…」
尻を揺するだけで良く纏わり付く膣壁の感触を、ルーファウスは心ゆくまで楽しんだ。その間も尻の肉が何度も引き攣り、みみが手に余る快楽に震えているのが見て取れる。
「俺にすべて奪われた気分はどうだ?」
不意に突きつけられた事実に、みみの顔がカッと熱くなった。祭壇の供物として横たえられていた自分は、蓋を開ければこの男の性処理の道具に過ぎなかった。この身の置かれている状況は恥辱の極みでしかない。それなのに、どうして体はこんなにも喜んでしまうのだろう…。
みみは押し黙った。そもそも口枷のせいで言葉など紡ぎようもなかったが。
ふ、とルーファウスは鼻を鳴らす。問われた途端にペニスを締め上げる体が、おおよそ全てを物語っていた。
「こんなことをせずとも、お前は俺のものに変わりはないが、な」
ルーファウスは緩やかな律動を再開させる。しばらくしてみみの蜜壺が動きに呼応しペニスを締め上げるようになると、ルーファウスは熱い吐息を漏らした。どこまでも愛らしい体だ、と心の中で半ば毒づく。この状況ですら快楽を貪るとは、少々生意気だ。僅かな苛立ちをぶつけるように、ルーファウスは腰を叩き付けた。みみの小ぶりな尻がぶるりと波打つ。
「ふあぁ!」
「好きなのはここだろう」
くぐもったみみの喘ぎ声が途端に大きくなる。ルーファウスは膣奥を確かめるようにペニスを根本まで押し込み、腰をグラインドさせる。
「念入りに仕込んでやったからな」
一度癖が付けば何度でも女体を絶頂へと押しやるその場所を、亀頭でトントンと叩いてやる。案の定、みみはあっという間に絶頂を迎え、大きな呻き声を上げた。
ルーファウスは射精を堪え、またペニスを引き抜く。まだ、楽しみ尽くしてはいない。そう思いながら、秘裂の上でてらてらと玉のように濡れ光る陰核に手を伸ばす。
「ひあああっ」
手の先全体を擦り上げるように陰核を磨いてやると、今度は悲鳴の様な甲高い声を上げ、絶頂を迎えたばかりの秘裂から潮を吹き上げた。まるで曲芸だ。ルーファウスはその行為を面白おかしく何度も繰り返す。
「ふああっ、あっあっ!」
「ははは…いいぞ、可愛いな、もっとだ」
みみは逃げ場のない体を引き攣らせ、与えられる強烈な刺激に咽び泣くしかなかった。視界にチカチカと火花が散り、灼熱を帯びた全身から汗が吹き出す。
ベッドシーツに巨大な愛液の染みが広がり、みみの秘裂が何も吐き出さなくなっても尚、ルーファウスは陰核を扱き続けた。
「んん、ん〜っ…」
「なんだ、もう出ないのか」
訴えかけるようなみみの声を聞き、ルーファウスは残念そうに呟く。悪意なく玩具を壊す子供のような声色に、みみは震えた。生理的な涙とは違ったものが目から溢れ出す。止めてと泣き叫ぶ事が出来ればどんなに良かっただろう。みみは焼き切れそうな意識を何とか繋ぎ止めながら、唸り声を上げた。
「はっ、ふ、んあ…」
「なんだ?やめて欲しいのか?」
ルーファウスが手を離す。この責め苦から逃れたい一心で、みみは僅かに動く尻を左右に振って必死に懇願した。滑稽な姿に違いなかったが、唸り声を上げてそうする他に訴える術はなかった。
「あぁ…俺だけのみみ…」
懸命に赦しを乞う姿は何度見ても飽きない。ルーファウスはその姿に至極満足し甘美な溜息を吐く。
「愛してる」
「あっ!ふ、あああっ!!」
ペニスが再び蜜壺に押し込まれると、みみは首をのけぞらせた。快楽に次ぐ快楽にみみの思考はすっかり溶かされてしまう。
先程よりも激しい律動でルーファウスが腰を打ちつけ始めると、みみの情けない喘ぎ声が口枷の奥から漏れ出る。
「あっ、ふあっ、う、あっ…」
みみの尻が脈打ち、絶頂を告げる。その数秒後が蜜壺がぐねぐねと蠢き、ペニスを締め上げる。ルーファウスはその感触を味わい、また腰を打ち付ける。膣奥目掛けて何度も亀頭を殴りつけると、再びみみの尻が脈打つ。何度も何度もそれが繰り返される。終わりのない絶頂の沼。
くぐもった大きく短い喘ぎ声は、やがて緩慢で消え入るような声に変わり、そして途切れがちになる。そしていつしか、不気味なほど静かな室内に、肌の打ち付ける音と粘質な水音だけが響き渡った。
「あぁ…みみ、顔を見せてみろ」
痴態を堪能し尽くしたとばかりに射精へと向かうルーファウスは、身を屈めてみみの顔を覗き見る。絶頂を重ね赤みの差した顔が涙と汗と涎に塗れ、瞳はうつろげに虚空を見つめぐらぐらと揺らいでいた。
「は、いい顔だ…」
興奮が限界まで高まり、ルーファウスは一層激しく腰を打ち付ける。入り口まで引き抜かれたペニスが膣奥まで一気に叩きつけられ、その度にみみの口から空気が押し出された。不安定に揺れていた瞳はついに反転し、みみの頭ががくんと震える。
「ふあっ、はあああっ!」
「く…」
みみの叫び声を聞き届けながら、ルーファウスは最奥で精を吐き出した。その射精はいつもより数倍も長く感じられた。
ーーー
力をなくした手足から拘束具が抜き取られ、何本もの唾液の糸を繋ぎながらギャグボールが取り払われる。意識を失くしたみみを仰向けにし、ルーファウスはその隣に横たわる。
「…痕が残るのは気に喰わんな」
みみの唇の両脇に残る、僅かな口枷の痕。その赤みを指でなぞり、ルーファウスは呟く。あの女は自分の欲望を追求するあまり配慮に欠くきらいがある。真紅を纏った厚化粧の女の姿を思い浮かべながら、ルーファウスはみみを見下ろした。化粧気のない顔はまだ赤く色付いたままで、濡れ光る形の良い唇は無防備に開かれたままだ。ルーファウスはそこに手を伸ばす。唇の輪郭に触れ、頰に張り付いた髪を払ってやった。美しい女だ。俺を捕らえて離さない、どこまでも独占欲を掻き立てる美しい女。
「みみ…」
こみ上げてくる愛おしさは、そう易々と理解されるものではないだろう。ルーファウスは自嘲気味に笑った。
みみに覆い被さり、頭から足の先まで、くまなく唇を落としていく。
理解される必要などない。だがこの女を手放すつもりもない。
静まり返った室内で、控えめなリップ音はしばらくの間途切れることはなかった。
「んっ、ふ、フッ…」
自分は祭壇の供物のようだ、とみみは思った。淫蕩な秘儀に囚われた物言わぬ供物。そう思えば、苦痛に混じり合う愉悦の感情にも合点がいく。一方的に腹の中を掻き回される感覚は暴力的だったが、そこから生まれる快楽は麻薬のように全身を巡った。
「ふうぅ…」
みみは喘いだ。その声は口枷に遮られ、喉の奥で滞留した。
尻を突き上げているせいか、ルーファウスのペニスはいつもより奥深くまで侵入してくる。初めこそ鈍い痛みを生むだけだった最奥の壁も、時間をかけて作り変えられた今では、亀頭にノックされる度に耐え難い快感を生むようになっていた。その動きが無慈悲に繰り返されると、みみの体は半ば強制的に絶頂へと押し上げられる。
「んあおっ、あっ、ふん…」
鼻にかかった艶かしい声が上がり、尻たぶが震えた。両手足を固定するバーが軋み、真紅の枷で彩られた手足の先がギュウと丸められる。
「はあ、イったのか?」
ルーファウスはペニスを引き抜き、目の前の尻が絶頂の余韻を味わう様をゆったりと観察した。ペニスを失った膣口がぱくぱくと濃い愛液を吐き出し、その上で尻の穴が健気にひくついている。目一杯引き攣らせた体は、暫くすると弛緩した。
それを見届け、ルーファウスはまた蜜壺にペニスを突き入れる。
「んうぅ…ッ」
みみは最早ギャグボールから垂れ落ちる涎に構ってなどいられず、代わりに喉から絞り出すような声を上げた。絶頂し収縮する膣の中を陰茎が無理やり割り入ってくる。嫌という程形を覚え込まされた肉棒は、細かい前後運動だけでも十分過ぎるほどの快感を与えてくる。
「は、よく締まる…」
尻を揺するだけで良く纏わり付く膣壁の感触を、ルーファウスは心ゆくまで楽しんだ。その間も尻の肉が何度も引き攣り、みみが手に余る快楽に震えているのが見て取れる。
「俺にすべて奪われた気分はどうだ?」
不意に突きつけられた事実に、みみの顔がカッと熱くなった。祭壇の供物として横たえられていた自分は、蓋を開ければこの男の性処理の道具に過ぎなかった。この身の置かれている状況は恥辱の極みでしかない。それなのに、どうして体はこんなにも喜んでしまうのだろう…。
みみは押し黙った。そもそも口枷のせいで言葉など紡ぎようもなかったが。
ふ、とルーファウスは鼻を鳴らす。問われた途端にペニスを締め上げる体が、おおよそ全てを物語っていた。
「こんなことをせずとも、お前は俺のものに変わりはないが、な」
ルーファウスは緩やかな律動を再開させる。しばらくしてみみの蜜壺が動きに呼応しペニスを締め上げるようになると、ルーファウスは熱い吐息を漏らした。どこまでも愛らしい体だ、と心の中で半ば毒づく。この状況ですら快楽を貪るとは、少々生意気だ。僅かな苛立ちをぶつけるように、ルーファウスは腰を叩き付けた。みみの小ぶりな尻がぶるりと波打つ。
「ふあぁ!」
「好きなのはここだろう」
くぐもったみみの喘ぎ声が途端に大きくなる。ルーファウスは膣奥を確かめるようにペニスを根本まで押し込み、腰をグラインドさせる。
「念入りに仕込んでやったからな」
一度癖が付けば何度でも女体を絶頂へと押しやるその場所を、亀頭でトントンと叩いてやる。案の定、みみはあっという間に絶頂を迎え、大きな呻き声を上げた。
ルーファウスは射精を堪え、またペニスを引き抜く。まだ、楽しみ尽くしてはいない。そう思いながら、秘裂の上でてらてらと玉のように濡れ光る陰核に手を伸ばす。
「ひあああっ」
手の先全体を擦り上げるように陰核を磨いてやると、今度は悲鳴の様な甲高い声を上げ、絶頂を迎えたばかりの秘裂から潮を吹き上げた。まるで曲芸だ。ルーファウスはその行為を面白おかしく何度も繰り返す。
「ふああっ、あっあっ!」
「ははは…いいぞ、可愛いな、もっとだ」
みみは逃げ場のない体を引き攣らせ、与えられる強烈な刺激に咽び泣くしかなかった。視界にチカチカと火花が散り、灼熱を帯びた全身から汗が吹き出す。
ベッドシーツに巨大な愛液の染みが広がり、みみの秘裂が何も吐き出さなくなっても尚、ルーファウスは陰核を扱き続けた。
「んん、ん〜っ…」
「なんだ、もう出ないのか」
訴えかけるようなみみの声を聞き、ルーファウスは残念そうに呟く。悪意なく玩具を壊す子供のような声色に、みみは震えた。生理的な涙とは違ったものが目から溢れ出す。止めてと泣き叫ぶ事が出来ればどんなに良かっただろう。みみは焼き切れそうな意識を何とか繋ぎ止めながら、唸り声を上げた。
「はっ、ふ、んあ…」
「なんだ?やめて欲しいのか?」
ルーファウスが手を離す。この責め苦から逃れたい一心で、みみは僅かに動く尻を左右に振って必死に懇願した。滑稽な姿に違いなかったが、唸り声を上げてそうする他に訴える術はなかった。
「あぁ…俺だけのみみ…」
懸命に赦しを乞う姿は何度見ても飽きない。ルーファウスはその姿に至極満足し甘美な溜息を吐く。
「愛してる」
「あっ!ふ、あああっ!!」
ペニスが再び蜜壺に押し込まれると、みみは首をのけぞらせた。快楽に次ぐ快楽にみみの思考はすっかり溶かされてしまう。
先程よりも激しい律動でルーファウスが腰を打ちつけ始めると、みみの情けない喘ぎ声が口枷の奥から漏れ出る。
「あっ、ふあっ、う、あっ…」
みみの尻が脈打ち、絶頂を告げる。その数秒後が蜜壺がぐねぐねと蠢き、ペニスを締め上げる。ルーファウスはその感触を味わい、また腰を打ち付ける。膣奥目掛けて何度も亀頭を殴りつけると、再びみみの尻が脈打つ。何度も何度もそれが繰り返される。終わりのない絶頂の沼。
くぐもった大きく短い喘ぎ声は、やがて緩慢で消え入るような声に変わり、そして途切れがちになる。そしていつしか、不気味なほど静かな室内に、肌の打ち付ける音と粘質な水音だけが響き渡った。
「あぁ…みみ、顔を見せてみろ」
痴態を堪能し尽くしたとばかりに射精へと向かうルーファウスは、身を屈めてみみの顔を覗き見る。絶頂を重ね赤みの差した顔が涙と汗と涎に塗れ、瞳はうつろげに虚空を見つめぐらぐらと揺らいでいた。
「は、いい顔だ…」
興奮が限界まで高まり、ルーファウスは一層激しく腰を打ち付ける。入り口まで引き抜かれたペニスが膣奥まで一気に叩きつけられ、その度にみみの口から空気が押し出された。不安定に揺れていた瞳はついに反転し、みみの頭ががくんと震える。
「ふあっ、はあああっ!」
「く…」
みみの叫び声を聞き届けながら、ルーファウスは最奥で精を吐き出した。その射精はいつもより数倍も長く感じられた。
ーーー
力をなくした手足から拘束具が抜き取られ、何本もの唾液の糸を繋ぎながらギャグボールが取り払われる。意識を失くしたみみを仰向けにし、ルーファウスはその隣に横たわる。
「…痕が残るのは気に喰わんな」
みみの唇の両脇に残る、僅かな口枷の痕。その赤みを指でなぞり、ルーファウスは呟く。あの女は自分の欲望を追求するあまり配慮に欠くきらいがある。真紅を纏った厚化粧の女の姿を思い浮かべながら、ルーファウスはみみを見下ろした。化粧気のない顔はまだ赤く色付いたままで、濡れ光る形の良い唇は無防備に開かれたままだ。ルーファウスはそこに手を伸ばす。唇の輪郭に触れ、頰に張り付いた髪を払ってやった。美しい女だ。俺を捕らえて離さない、どこまでも独占欲を掻き立てる美しい女。
「みみ…」
こみ上げてくる愛おしさは、そう易々と理解されるものではないだろう。ルーファウスは自嘲気味に笑った。
みみに覆い被さり、頭から足の先まで、くまなく唇を落としていく。
理解される必要などない。だがこの女を手放すつもりもない。
静まり返った室内で、控えめなリップ音はしばらくの間途切れることはなかった。