DAY4

「明日、意識が続く限りお前を抱く」

そう言われ、みみの体が期待で粟立った。
コスタ・デル・ソルのベイエリアに係留したクルーザーのアウトデッキで、二人はカクテルを飲んでいた。

朝からたっぷりと愛撫を受けたみみは、火照った体に純白の水着とパレオを身に纏っていた。彼曰く、もう露出は必要ないらしい。
その証拠に、クルージングを終えたルーファウスに腰を抱かれるだけで、みみの下腹部はじんじんと疼いている。
そんな折に、彼は突然そんな事を言い出したのだ。

「ようやく他事に気が逸れることもなくなったからな」

ルーファウスはそう言い、みみの顎をクイと持ち上げる。色気たっぷりに潤んだ瞳は、彼をただ物欲しげに見上げていた。

「ふ…自分がどんな顔をしているか、分かるか?」

その淫靡さに鼻を鳴らし、ルーファウスはみみの顔を船外へ向けさせる。

「みみ…あの男は特に、ずっとお前を見ているぞ」

みみが視線をやると、隣に停留しているクルーザーから男が不躾にこちらを見つめていた。男の色欲をはらんだ瞳に、みみは思わずルーファウスのシャツの裾を握りしめる。

「まったく、誰にも見せたくはないのだがな…」

ルーファウスは不愉快そうに言うと、みみに口付け口内を舌で弄り始めた。その刺激にさえ、みみの腰はびくびくと震えてしまう。
男に見せつけるように乳房を揉みしだき、水着の上から乳首を引っ掻くと、みみの喉からくぐもった喘ぎ声が上がる。

唾液の糸を引きながらゆっくりと離れる唇。
蕩けたみみの目を、ルーファウスの強い眼差しが捉える。

「だがお前を抱くのは私だ。分かるな?」

みみは身震いをし、常に濡れそぼる秘裂からまた新たな愛液を滴らせた。
彼の絶対的な口調に、身も心も支配されてゆく。それは今やみみにとって何にも代えがたい快楽の種となっていた。

「ん…」

朧げに頷くみみの従順さをルーファウスは歓迎する。
ビキニに手を差し込み直接胸の突起に触れてやると、みみは切ない喘ぎ声を漏らした。

「あっ…やぁ…あの人…」
「見せつけてやれば良い」

ルーファウスは余裕の表情で男に視線をやりながら、乳首を直接きゅっと摘み上げる。

「あ、あっ…!」

艶かしい声を上げ、みみはハッと口を塞いだ。男は興奮と嫉妬の入り混じった表情でこちらを見つめていた。一方、ルーファウスは挑戦的な目で男を見下ろしている。

「声は聞かせるな」

見ず知らずの男に自分の痴態を見られている。しかし、その状況に嫌悪するどころか、みみの体は更に熱を持ち始めていた。
見せつけられているのだ。自分が、彼のものであることを。

向かいのクルーザーの男は遂に立ち上がり、船室へと姿を消した。ルーファウスは勝ち誇った笑みで鼻を鳴らす。
刺激されたみみの乳首はじんじんと疼き、水着を押し上げていた。

「さぁ、この辺りには良い店があるらしいが…」

ルーファウスは何事もなかったかのようにそう言いかける。だが、みみは彼の胸に顔を埋め、その言葉を遮った。

「お願い…は、早く、連れて帰って…」

もう、どこにも行く気にはなれない。
震える声で懇願するみみに、ルーファウスは目を細めた。

「ほう…」

みみの肩を抱くと、耳元に唇を添える。

「いいだろう、抱く直前まで可愛がってやる」



ーー



帰宅すると、みみは早速水着を脱がされた。水着のクロッチ部分が愛液の糸を引く様子に、ルーファウスはほくそ笑む。

「みみ、あのベッドだ」

そう促されベッドに視線をやる。
二人が寝起きするキングベッド。ここ数日執拗に愛撫を受け続けた場所でもある。
ルーファウスは背後からみみの肩に手を置き、耳元で低く囁いた。

「あのベッドで、明日は嫌と言うほどペニスを突き入れられる」

全身がゾワゾワと粟立ち、下腹部が激しく疼いた。

「4日ぶりだ。嬉しいだろう?」

みみは息を浅くしてじっと押し黙っている。ルーファウスは彼女のへその下に手を伸ばし、そこをゆっくりと揉んでやった。

「ここに数日分の欲をたっぷりと注いでやろう」

ルーファウスの手から子宮に直接疼きが送られてゆく。みみは口を半開きにしたまま、何もないベッドをじっと見つめた。

尻を突き上げ、容赦なくペニスを叩きつけられる自分。ルーファウスに跨り自ら腰を振る自分。抱き合うように体を密着させ恍惚の表情を浮かべる自分。

「あぁ…」

秘裂から垂れた愛液が一筋、床にぽたりと落ちていく。

「夕食は準備させている。シャワーを浴びようかみみ」

ルーファウスは手を引き、みみを浴室まで連れていった。
新鮮な湯が張られ、湯気で満たされた室内。

「明日お前を抱く体だ」

ルーファウスはそう言いみみの手にシャワージェルを垂らす。芳しい香りが浴室を漂った。みみは言葉の意味を理解し、その手でルーファウスの体を洗い始めた。彼も同様に、みみの体に手を滑らせる。

「はぁ…ん」

ぬるりと鎖骨を撫でる彼の手つきに、みみの声が震えた。
ルーファウスの首筋から胸元に手を滑らせると、程よく鍛えられた筋肉の厚みを感じ、胸が高鳴る。腹筋から下腹部に向かうと、彼のペニスに視界に入り、そこから目が離せなくなった。

「あぁ…そうだな。そこも洗ってもらおう」

みみは触れる事の許されなかったそこに手を添えた。熱を持ったペニスをゆるゆると扱き、泡を擦り付けてゆく。

「ん…硬い…」

手の中で硬さを増すそれは、いつも以上に張り詰め血管を浮き上がらせていた。
これが、明日自分の中に突き入れられるのだ。みみは期待で膣内を蠢かせながら、夢中でペニスを扱く。

「こら…洗うだけだ」

手首を取られ、みみは切ない表情でルーファウスを見上げた。彼は僅かな苦笑を浮かべると、みみを抱き寄せ背中に泡を広げる。硬いペニスが腹に押し当てられた。

「みみ、浴槽の縁で足を開け」

みみは言われるがまま浴槽に腰掛け足を大きく開いた。剃刀を持ったルーファウスは溢れ出る愛液をすくい取り、それを恥丘に塗り伸ばす。

「クリーム要らずだな」

ルーファウスはそう言うと剃刀の刃を当て、ほんの僅かに伸びた陰毛を綺麗にシェービングしていった。

「明日はこのクリトリスも可愛がってやろう」

表皮から姿を覗かせた肉芽に指先で軽く触れられるだけで、みみの腰はかくかくと震えた。再び綺麗な無毛状態となった秘部が、緩慢な指の動きで洗われてゆく。
ひっきりなしに愛液を吐き出しながらぱくぱくと口を開く秘裂は、ルーファウスの指を求めている。だが彼の指は秘裂のひだを滑るばかりで、みみはもどかしさの余り腰をクイクイと動かしルーファウスを誘った。

「いくら誘っても今日はやらんぞ」

無情にもルーファウスの手は内腿へと移動する。
それから足指の一本一本まで丁寧に洗われ、全身の泡を流し終える頃には、みみの思考は蕩けきっていた。
ルーファウスが湯船に浸かると、みみは自ら脚を跨ぎ向かい合うように腰を下ろす。キスをねだり、自分から舌を絡め始めた。
みみの変貌ぶりにルーファウスはほくそ笑み、キスの合間も愛撫の手が止められることはなかった。



ーー



「のぼせたか?」

トロリと自分を見上げる顔に、ルーファウスはまた苦笑する。
柔らかいタオルで彼女の体を包み、体の滴を丁寧に拭き取ってやる。その感触にさえ、みみは悩ましげに眉を寄せた。

「私も…拭く…」

みみはルーファウスの肩に掛かったタオルを引き、朦朧とする意識のままそれを体に押し付けた。腰まで辿り着くと足元に跪き、そそり立つペニスを見上げながら足先まで水滴を拭き取る。

「はぁ…っ」

みみはペニスに鼻先を近づけ、明日、この肉塊が自分の膣を割り開いて侵入してくるところを想像する。洗ったばかりの秘裂からトロトロと愛液が溢れ、太腿を伝った。

「舐めちゃ…ダメ…?」

ペニス越しにうっとりと自分を見上げるみみに、ルーファウスは息を飲む。その愛らしい顔に今すぐペニスを咥えさせたくなるが、代わりにみみの腕を引き、彼女を立ち上がらせた。

「明日まで我慢しろ…」



ーー



浴室から出ると、既に食事の準備がされていた。
みみはルーファウスの手によって運ばれるものを素直に口で受け取る。骨付きの肉は柔らかく口の中で簡単に解けるが、ルーファウスはみみが骨をしゃぶる様子を楽しんでいるらしい。それが唾液でぬっとりと覆われるまで、みみは舌を蠢かさなければならなかった。

「うまいか?」

ルーファウスは骨を引き抜き、指についたソースをみみに舐め取らせる。
みみは骨よりも彼の指が良いと言わんばかりに、指に吸い付き舌を絡ませた。

「可愛い奴だ」

空いた手で髪を撫でられると、みみは肯定された喜びで目を蕩けさせた。先程与えられなかったペニスを思い浮かべ、ルーファウスの指を音を立てながら吸い上げる。
まるで口淫する姿を見せられているようで、ルーファウスは興奮した。

「じゅるっ…ちゅ…」
「いやらしいな。食事どころではなくなってくる」

指を引き抜くと、みみは物欲し気に舌をちらつかせる。粘度の高い唾液で濡れ光る口内。焦点のぼやけた瞳は興奮で常時潤んでいる。風呂上がりに着せたネグリジェは食事時にはあまりに不釣り合いだった。

「もっと…」

ルーファウスはそのいやらしさに思わず口元を歪ませる。
フルーツに添えられた生クリームを指で掬い、みみの口元に差し出した。

みみの舌がチロリとクリームを掬いあげる。ルーファウスが指を逃すと、それを追うように顔を寄せ指に吸い付く。それからみみは口で陰茎を扱くかのような動きで頭を前後させ、誘うような眼差しで彼を見つめた。

「…明日が待ちきれないな」

張り詰めた陰茎に更に熱が送られ、ドクドクと脈打つ。自分の我慢も限界に近いことを、ルーファウスは感じていた。
それでも彼は食事が終わるまで、繰り返しみみの痴態を愉しむのだった。