♭ 丸井くんに慰められる 「そんなに泣くことねえだろぃ」 「だって…」 だから俺は止めておけって言ったんだ。 全く面識のないお前なんて幸村くんが相手するわけねえだろって…そこまで忠告したっていうのにもう少しでクリスマスだからっていう馬鹿げたテンションで告白なんてするからこうなったんだ。 泣いている名前の隣に居るのはもう何度目だろうか。幼馴染みという立場上、よく見てきた。 「幸村くんはクリスマスのテンションに押されてOKするような奴じゃないって俺ちゃんと言ったじゃん」 「そうだけど…」 「なんでお前、いつもそう突っ走るんだよ」 「だって…」 周りが見えなくなって突っ走るのはコイツの悪い癖。未だにぐしぐしと泣いている名前の頭をわざとぐしゃぐしゃと撫で、髪型を乱し、肩を抱き寄せる。 「……ほら、泣き止むまで傍に居るから」 「うん…ブン太、ありがとう…」 泣き止んだらプリンでも買ってきて貰おうか。 後でプリンが食べられるかと思うと、名前を振った幸村くんにちょっぴり感謝の気持ちが沸いてきた。 end |