具合悪いのかと言いたげにわたしの顔をのぞきこんできた研磨に、生理だとみじかく告げれば、瞳をまあるくして、そうして小さくうなずいた。きょろりと瞳の中を見渡す研磨の心にあるのは、女の子特有のそれに対する興味のように、私には見えた。 「くらくらしたり、する?」「私はあんまり。お腹が痛いの。でも、そういう人もいる」 「他の人のことは、きいてないよ」研磨はそっと、私の下腹部にふれた。そこにはまだ、あたらしい命なんてものがあるわけでもない。それでも研磨は、やさしくそこを撫でた。「おれにできること、ある?」それじゃあしばらく、そうしていて。


孤爪研磨と生理痛