愛する彼女の誕生日は、人工的な光を見下ろし、自然の光を見上げる高さにレストランを予約して、高級なディナーで最高の場所で最高の時をつくりだしたい。だけれど彼女は、「あなたといられる場所が、私にとって最高の場所だから」そう言ってふにゃりと笑うものだから、俺はこうしてふたり棲む家で彼女の帰りを待つのだ。
24鬼道有人