流れる汗をぬぐう間もなく、部活の終了時刻となってしまった。用具室の鍵を閉めれば、これで一息つける、なんて気を抜いていたから、後ろに彼がいることに気がつかなかったのだ。お疲れさま、と火照った頬に冷たいペットボトルが当てられる。それを飲んでもまだあついのは、夏のせいにしてしまおう。


夏と源田幸次郎