催眠術編 2/24
「なあ、葵。折り入って頼みがある。」
「嫌」
「まだ何も言ってねぇ!つかお前いつも厄介事に笑いながら首突っ込んで来る癖に何でこう言う時だけ回避しようとすんだよ!」
「凄く嫌な予感がしたから」
「あぁ、実はな。枕元に神威が立つことは無いんだけどな。テストで赤点取ると何故か紅麗が枕元に立って説教してる気がしてな。」
「ほら厄介事じゃないか。紅麗絡みは煉華の事もあるから出来れば避けたいんだけど。」
「そこを何とか。夢って精神的な物が関わって来るんだろ?お前の催眠術で何とかしてくれよ。」
「あんなの冗談に決まってるじゃないか。ボクの精神操作は魔道具ありきだから無理。じゃあ何?今ここでありきたりな方法で掛けてみる?烈火さんはフリをしそうだから、あ、水鏡さん。都合よく通り掛かったから試してみよう。」
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