ごちゃっとおきば2


🍳 AM 6:00
まだほんの少し眠気の残る頭で欠伸を噛み締めふわりふわりと鼻腔を擽る匂いにつられキッチンに顔を出すと、まるで予感でもしていたかのようにすぐにサンジくんと目が合った。「今日も早いね。もうちょっとで朝飯できるよ」エプロン姿でフライパンを握るサンジくんにありがと、と返して真っ直ぐに彼の元へと歩み寄る。「何か手伝えることある?」「んん、じゃあそこの料理を運んでもらえる?」「はーい」彼に言われるがままにお皿を手に持つとふふ、と小さく笑う声がした。この場にはわたしと彼しかおらず、わたしでないとすると犯人はひとりしかいない。「サンジくん?」「ああ、いや、ごめん、」別に謝ることじゃないけれど…。あまりにも突然な彼の行動に首を傾げるとサンジくんは照れくさそうに呟く。「幸せだなあ、と思って」

🌷 AM 9:00
コンコン、と目の前の扉をノックするが反応はなし。これも毎日同じことだった。毎朝この時間、わたしにはある任務が言い渡されていた。キャプテンを起こすというこの任務はわたしにしかできない、なんてクルーの皆に言われるがまま請け負ったがわたしにも任務を達成できた試しはない。「キャプテーン?」溜息をひとつ吐き出して扉を開くもやはり反応はなくて、仕方ないとベッドの脇にまで歩みを進める。「…きっど?」閉じられた瞳をじっと見つめながら名前を呼ぶとようやく薄く瞼が開かれる。しかし、次の瞬間伸びてきた腕に掴まれ布団の中へと引き摺り込まれていた。ガッチリと正面から抱え込まれた上に緩慢な動作で足が絡まれる。更に厚い胸板に顔を押し付けられてしまえば身動きひとつできなくなってしまった。「ちょ、き、キッド!だめ!ご飯だから!」わたしの悲痛な叫び声も虚しく、キッドは眉を顰め「うるせェ、」と呟くとガブリとわたしの首筋に噛み付いた。…拝啓みんな。今日もキッドを起こすという任務は失敗です。再びすうすうと寝息を立て始めてしまったキッドに為す術はなく、もう一度溜息を吐き出した。

🔥 PM 12:00
沢山のひとが出入りする騒々しくて広い食堂でぽつりぽつりと空いた席に腰掛けると続けて隣の席に誰かが座った。「おう、何食ってんだ?」「ハンバーグ。エースは?」「ペペロンチーノ」明るい声で答えた彼のトレーの上に乗ったパスタは真っ赤に染まっていて、最早元の色すらわからかくなっている。見つめていると視覚だけでこちらの味覚も刺激されてしまいそうでふいと目を逸らすと慌てて水の入ったコップを掴んだ。「ほんと辛いの好きだね〜…」見慣れてきたとはいえ感心の言葉を漏らすが、それに対して返事はない。…ああ、今日は早かったな。そう思うや否や隣からガタンッと大きな音が鳴り響く。木のテーブルとお皿と、そして額を打ち付けた音は騒がしい食堂に溶けていく。私にとっても皆にとっても日常で、特段驚くことでもない。ちらりと隣を見遣れば料理の中へと顔を突っ込み気持ちよく眠るエースの姿。まったくもう。溜息混じりにテーブルに飛び散ったパスタを拭いていると背後からクルーのひとりに声を掛けられた。「お守りも大変だなあ」揶揄うような声音にわたしもつられて笑いをこぼす。「まあね」

🚬 PM 15:00
昼食を終え訓練場に引き篭って暫く。ふと時計を見ると休憩には良い頃合いだ。汗を拭って給湯室へ向かって、その足で執務室の中へと踏み入れた。「まーた怖い顔になってる」「…生憎、元からだ」書類が山積みになっているデスクに珈琲の入ったマグカップを置いて、眉間に皺が寄った上司を見る。ここ最近現場に出向くよりも机と向かい合う方が多くなってきた彼のストレスは計り知れないだろう。その証拠にただでさえ多かった葉巻の数が以前に増して増えている。「適度な休憩は効率に繋がりますよ」近くの椅子に腰掛けて、もう片方の手に持っていたマグカップの中身を啜ると書類に向けていた色素の薄い瞳がこちらを向く。「…いつも悪いな」「いーえ、スモーカーさんのためなら」にこりと笑ってみせると彼の口角もほんの少しあがった気がした。

⚔ PM 18:00
青い芝生の上、気持ちよさそうに眠る彼の姿はもはやこの船の日常で、珍しいものではない。この寝顔を崩してしまうのは忍びないが、私には与えられた使命があった。「ぞーろ。夜ご飯だよ」ごろんと寝転がる彼の真上から声を掛けて見るも不発。これっぽっちも反応が無い。よくも毎度この賑やかな船の中で寝られるものだなと感心すらしてしまう。「お腹減ったよー、ご飯にしようよー」めげずに今度は彼の肩を揺すりながら呼び掛けると、薄らとまぶたが開かれる。ほ、と息を吐いたのも束の間、「ぞ、んぅ!?」避ける暇なく伸ばされた腕に捕らえられわけも分からぬまま引き寄せられるとゴツンとぶつかる唇。そしてすぐ様がぶりと噛み付かれたことでようやく思考が回り始める。「な、ッに、やってんの!」慌てて引き離すように彼の顔を手のひらで押しやれば寝ぼけ眼で不機嫌そうに一言、「いい匂いがした」なんて、返す言葉もなくへたり込めばあまりの遅さに呼びに来たチョッパーが不思議そうに首を傾げた。

🍶 PM 21:00
今宵も宴だァ〜!と見慣れたどんちゃん騒ぎが始まり少しが経った。まだまだ夜もこれからで、気分よく酒を呷り飯を食らう男たちを私は少し離れたところで見つめていた。今夜は随分と綺麗に月が見える。「こんなところでどうしたんだ」木樽の上に腰掛けて静かに海を眺めていると、この宴の、どころか、まさにこの船の主役であるシャンクスが隣に寄りかかった。「別に、気分だよ」そうか、とだけ返した彼は手に持っていた酒をぐいと呷る。がやがやとした喧騒は何故だかとても遠く離れてきこえてくるような気がして、まるでこの空間だけ切り取られてしまったようだ。ほら、シャンクスは戻りなよ、そう声を掛けようと彼の方へ振り向けば、すかさず彼の大きな手のひらが壊れ物を扱うように優しく私の頬に触れる。「…綺麗だ」紡がれた言葉に目を見張り、その熱い眼差しにはくり、と息を詰まらせれば思わず口をついて出た。「…酔ってる?」その言葉に豪快に笑ったシャンクスの「信用が無ェなァ」という呟きには聞こえないふり。

🎩 AM 24:00
「さーぼ」「んー」机に向き合い何やら難しげな本を読んでいるサボに声を掛けると、聞いているのか聞いていないのか生返事が返ってきてしまった。「明日も朝早いんでしょ?」「おー」これは間違いなく聞いていない。帽子も手袋も脱ぎ捨てられた無防備な姿は珍しくはあるが、オーバーワークは見過ごせない。「ねえ、もう寝よう」彼の背後からもたれ掛かるように抱きついてその首に腕を回せばようやく手元へと落とされていた彼の視線があがった。椅子に座ったままの彼と立ち上がっている私ではいつもと真逆の視点に少しドギマギしてしまう。彼の、ぱちくりと大きな瞳が瞬いたかと思えば次の瞬間には蜂蜜みたいにとろりと溶けた。「お前がキスしてくれるんなら寝てもいい」「…このワガママさんめ!」楽しげに笑いながら瞳を閉じた彼にひとつ触れるだけの口付けをプレゼントすれば、甘えるような視線を受け何を言うでもなくふたりで笑いあってみせた。

🐯 AM 3:00
何だか今夜は全然寝付けなくて目を閉じ続けることを諦めてキッチンに踏み入れると、背後から静かな声が響き渡った。「こんな時間まで何してる」「それはこっちの台詞ですけど?」振り向かずとも誰だか検討はついている。それはまったく私の予想通りで、声の方へと顔を向けるとこの船のキャプテンとばっちり目が合った。「おれはいつものことだ」お前は違うだろ?そう問われ、それはそうだがと頷いてみるが、そもそもこの時間まで起きていることが普通になっていることがおかしい。人には睡眠を取れだとかバランス良く食べろなんて言うくせに、自身のことについては些か無頓着なきらいがあると思っていた。どうにかしてこの男を寝かしつけられないか。うーん、と唸りながら頭に浮かんだ考えを躊躇いなく口に出してみる。「そうだ、ローさん。子守唄うたってあげようか?」「頭でも打ったのか?」間髪入れず切り捨てられた台詞に撃沈。そこまでハッキリ言わなくてもいいのに。むむむ、と不満を顕にした表情で睨めつけると彼は小さく溜息を吐き出した。「バカ言ってないで早く寝るぞ」ぽすりと頭に手のひらを置かれ歩き出したローさんの言葉を頭の中で反芻し思わず頬が緩んでしまう。「やっぱりいっしょに寝たかったんじゃん」「うるせェよ」


たゆまぬ努力 ⚔
見ていて気持ちよくなるほど豪快に昼寝をしているゾロの手を、こっそり触るのが好きだ。剣を握る人特有のゴツゴツしている手のひらは、彼のひととなりを表しているようで素敵だと常日頃思っていた。太陽の降り注ぐ芝生の甲板で仰向けに寝転がる彼の隣に邪魔にならないよう膝を抱えて座る。無防備に投げ出された努力が見て取れるその手のひらに触れていると、ふふふ、と自然に溢れ出る笑顔を噛み締めた。「寝たフリなんてしなきゃいいじゃない」近くで新聞片手に呆れ顔をしているナミの言葉にぱちくりと瞬きすると、少し気まずそうに起き上がるゾロとバッチリ瞳が合わさるまで、あと数秒。

繕わない言葉 🔥
普段は選ばない丈の心許ないスカートを履いて、何だか歩きづらそうなヒールのあるサンダルに足を包む。あまり日の目を見ることの無い化粧品も顔に乗せれば鏡の前では随分と印象の変わった女の子が笑っている。うん、中々良いんじゃない?スキップすらしてしまいそうなほど浮かれた心地で部屋を出れば、待ちくたびれたのか大口で欠伸をする彼氏様と目が合った。「どう?」何が、なんて言わないけど、貴方とのデートのために着飾ったのですが?少し自信気にずいと顔を寄せれば、エースはハッと目を見開いたあと、徐に口元を自分の腕で覆った。「……スゲェ、カワイイ…、」そんな正直な感想が出てくるなんて思わなくて、思わず二人して赤面。

小さな手 🐨
「つかれた……」「はい、お疲れ様」べったりと机に打ち付けるように頭を落とせばコアラちゃんは労いの言葉と共に隣の椅子に腰を掛けた。コツ、とテーブルにガラスがぶつかる音は鼻腔を擽る甘いミルクココアに違いない。怒涛の事務仕事が終わり死屍累々の執務室で私はゆっくりと顔をあげる。「コアラちゃん…天使なの…?」「はいはい、言ってないで一休みしたらお部屋帰ろうね」このままだと此処で寝ちゃうでしょ、なんて気遣いまでパーフェクト。だけど今の私には腕を動かす元気すらなくて、「うん…」なんて生返事だけを返すともう一度机に伏せ込んだ。すると、不意に髪に触れられる感覚。「…コアラちゃん?」「…元気になってくれるおまじない」小さくて華奢な手のひらでゆるりと頭を撫でられて、最後には可愛らしいリップ音と共に頭頂部にキスを落とされる。「やっぱり天使なの…?」惚けた私の言葉に、コアラちゃんはふふ、と笑いを零してお茶目に告げた。「君にとっては、そうかもね」

天然ちゃん ☔
「たしぎちゃん、それ塩じゃなくて砂糖」「えッ!?」既にボウルの中へと飛び込んでいった白い粉末に、少し遅かったかと苦笑い。決して料理が下手なわけではない。うっかりしているだけで、包丁さばきだって流石のものと言えよう。普段あまり料理はしないと告げた彼女がどうして突然試みようと思ったのか、その理由は教えてはくれなかった。そして私が手伝うことにも頑なに首を横に振るだけだ。四苦八苦しながらキッチンで動き回るたしぎちゃんを、ただ頬杖をつきながら眺めること早一時間。ようやく完成した料理を前にたしぎちゃんは少し頬を赤らめてぽつりとこぼす。「…いつもお世話になっているので、どうしてもお礼をしたかったんです」誰に?とか、何を?とか問い掛けるまでもなく、こちらに向けられた視線の熱さに息を呑む。「…なにそれ可愛すぎる」独り言のように漏れ出た言葉に、たしぎちゃんはふわりとはにかんだ。

床上手 🎩(⚠ 微 夜表現 注意)
すぐ近くで衣擦れの音がしてまだ重い瞼をゆっくりとこじ開けると視界には大きな背中が目に映る。白いシャツの裾を握れば、ベッドサイドに腰掛けて着替えていたサボが振り向いた。「悪い、起こしたか?」「…ん、早いね」寝起き特有の掠れた声で声を掛けるとくしゃりとまだ手袋のつけられていない手のひらで髪を撫でられる。「朝から会議入ってんだ。お前ももう起きるか?」「……起きない」正確には、起きれない、である。じんじんと痛みと怠さを訴える全身、中でも腰は昨夜の情熱的な行為によって悲鳴をあげていた。首を傾げたサボは少し不思議な顔をしたあと合点が言ったようにすっと目を細める。「そりゃ悪いことしたな?」「本当に悪いと思ってる?」「あんまり」くく、と笑いを噛み締める意地悪なサボに思わずその背中に拳を振り下ろす。いてっ、なんてまさか力の入っていない今のささやかな反抗が痛いわけが無い。反省の欠片もなさそうな彼の態度にふん、とそっぽを向くと、悪かったって、なんて言いながら頬にキスを落とされる。「…でも、気持ちよかったろ?」耳元で吐息混じりに囁かれぞくりと背筋に何かが走る。確信犯なサボという男は、もう一度楽しそうに笑いを噛み締めた。


■ 彼女にどう思われているか気にする?
🔥 ほんとにほんとに嫌われたくないという不安が強いので何ともなさそうな顔しながら心中わりと負の感情。彼女からの言葉や行動で愛を確かめたがる。でもそれはそれとして愛されている自覚があって自信満々に目を細めて「おまえ、ホントにおれのこと好きだな?」って笑うエースは見たい。よろしくお願いします。

🌷うるせ〜〜〜〜〜〜!知らね〜〜〜〜〜〜!! なんでおれが機嫌取ってやらなきゃならねェんだという態度。でも決して嫌われるのは本意ではないので自分の言葉や態度で彼女が泣いたらちょっと怯む。

🐯ベストは彼女の心も身体もすべて手に入れることだけど、手に入らないなら仕方ない…軟禁です。死にたくなければ常にローさんの監視下にいてください。

🎩 彼女に愛されているという自覚が"""ある"""。革命軍No.2にまで上り詰める男に自信が無いわけない。だからこそ多少の意地悪もするしもし嫌われても好きにさせることができるという自信がある。すご。

👒 関係ねェ〜〜〜〜〜〜!!!おれはおまえのこと好きだ!〜完〜




■メモ
❤ えっ?仕事なの?ってぐらい淡々としている。セックス=子供産むための作業なのでそこに感情は伴ってないんだけどえっちに善がる彼女がもしかしたら可愛いのでは?と気付いてからがスタート地点です。一番淡白なくせにハマると引くほどねちっこいし的確に彼女の弱いところを激強おちんちんで虐めてあげられるヴィンスモーク家長男・その名をイチジ。

💙 ぜ〜んぶ彼女にさせる。王族に奉仕するのは当たり前だよな?って態度でニヤニヤしながら全部させる。相手が処女だろうがなんだろうが関係ねえ。椅子に座って頬杖ついたニジの前で、自分で服を脱いで彼に跨り自分で挿入させられる彼女ちゃ〜〜〜ん!!!がんばって〜〜〜〜!!! あと彼が兄弟の中で一番道具使いそう。偏見です。

💚 もう全部が雑そうなんだよな!?でも体力に限界がないから1Rが引くほど長くて毎回彼女が息絶え絶えになってる 可哀想。やだやだ、もうむり、って言っても全然止まる気配無いし如何せんブツがデカいので余裕で子宮ガツガツ突かれて最後の方は気絶してる。気絶しても止まりませんけど。


〜番外編〜

🍳 女の子が嫌がることはしない。なに?すごいな…。でも余裕があるか?と言われたら可愛い彼女を前にすると余裕は全然無いので涙でうるうるする瞳で「サンジくん、も、むり、」なんて言われても「ッ、すまねェ…!」なんて言いながらぎゅっと目を瞑って続行です。ほんとのほんとに嫌そうな時は性欲よりも不安がギュンッて上回るのですぐに動き止める。えっ…?すごいな…。



■ 彼氏が告白されていた
🎩 視線の先で行われている会話にまたか、と溜息を吐き出す。金色の髪に大きな瞳、背は高いし意外と体格も良くて、本人が気にしている左目を覆う火傷跡を込みにしてもサボという恋人はたいそうかっこよかった。任務の帰りに立ち寄った島で、少し目を離すとすぐにこれだ。「一目惚れしました」なんて頬の染まった愛らしい顔でサボに声を掛けている女の子の姿を目に留め足を止めた。こんなことなら買い出しにも着いてきてもらえばよかったな。後悔先に立たずとはこのことだ。いくら相手が自分の恋人といえあの可愛らしい女の子の真剣な告白を邪魔をするわけにもいかないし、先に船に戻っておくかと踵を返せばすぐにぐい、と腕を引かれた。「う、わわ」「なんで先に帰ろうとしてるんだよ」振り返るとむすっと不満げな表情を浮かべるサボがいて、視線を彼の後ろに向けるとそこには既に女の子の姿はなかった。「いや、なんで、って言われても…」不可抗力とはいえあの現場を盗み見しましたなんて口にするのは憚られ、もごもごと口篭ると彼は少し変な顔をした後ようやく合点がいったと目を細めた。「ちゃんと断ったぞ?」「それはまあ、分かってるけど」むしろそうでなくちゃ困る。わたしが手にしていた紙袋を横から攫い隣に並んだサボの手は未だ片方のわたしの手のひらを握りしめていた。「おれ、たぶんお前が思ってるよりずっとお前のこと好きだけど」ぽつりと呟かれたセリフに驚き彼に視線を向けると少し眉を寄せた真剣な表情のサボと目が合った。ああ、心配掛けちゃったな。ふ、と喜びのあまり漏れた笑いを隠さず繋がれたままの手のひらをぎゅうと握りしめる。「うん、知ってるよ」つられるように笑みが溢れていく君の顔を近くで見るのは、これからもわたしだけの特権にさせてね。

🍶おいおいおい、この女正気か?それとも、というか確実に、わたしなんか目じゃないという宣戦布告なのだろう。目の前でシャンクスの腕を取り「あなたのことが好きなの」なんて微笑んでいる女は最近停泊しているこの島の酒場で働く女だ。わたしも何度も見たことがあるし彼女の接客のうちといえど会話だってしたこともある。それに彼女が現に今ぎゅうと豊満な胸を押し付けている男の隣に並んでいるわたしが彼と長年そういった意味でお付き合いしていることも知っているだろう。なのに、だからこそ、彼女はいまわたしが隣にいる前でこうしてシャンクスに声を掛けている。こうも侮辱と取れる態度を見せつけられると怒りを通り越して呆れ、である。人の男に手を出すな、なんて掴みかかる気力もなく溜息を呑み込んでシャンクスを見上げると、少し驚いたような表情で片眉をあげている彼はするりと掴まれていた腕を抜き去り、左腕側に立っていたわたしを引き寄せ抱き締めた。「悪ィな、お嬢ちゃん。おれは後にも先にも、船に乗せる女は一人だけって決めてんだ」もっといい男を探してくれ、なんて付け足して笑うシャンクスにぶわりと頬に熱が集まる。これはまた、なんて殺し文句。ちら、と上目遣いに彼の顔を見上げれば視線を落としたシャンクスと目が合う。何を思ったのか、彼は腰を折りわたしの耳元に唇を寄せると静かに囁いた。「そう不安な顔をするな」ああ、敵わないな。わたしが感じるよりも早くわたしの不安を拭い去り奪い取っていくこの男を、きっと最期の瞬間まで手離すことなんてできないのだろう。


■わたしとキスしたくないの?
サンジくんとお付き合いさせていただくことになり早1ヶ月が経過した。生憎ながら彼が初めての恋人のために何が早い遅いの基準はどうしても世間の噂話に頼らざるを得ないのだが、それにしても、と思う。
それにしても、キスのひとつもないとはどういうことか、と。
サンジくん、もしかしてそういう欲求ないのかな?なんて悩みをナミに投げれば「バッカじゃないの」と呆れ顔を返された。うーん、大変よく胸に刺さる。かと言ってこの船に残る男性陣に相談するのもなあ、となれば結局後は本人に聞くのが一番手っ取り早いのだ。
「サンジくん、私とキスしたくないの?」
「!?」
キッチンでお皿を洗っていたサンジくんの背後から唐突に声を掛けると、彼は驚くほどに肩を跳ね上げさせガシャンッなんて音を手元から響かせた。これはいけないことをしてしまったかもしれない。
「なッ、なな、なん、な!?」
泡でもこもこしている手を前に突き出し顔を真っ赤にしたサンジくんは周囲に泡を撒き散らしていることも構わず言葉の意味をなさない文字の羅列を繰り返す。
ああ、これはいけない。キッチンを掃除をするのは結局のところサンジくんになるのだろうが、そうだとしてわざわざ余計な清掃箇所を増やす必要なんてない。「あーあ、」と呟いてサンジくんの両腕を掴みキッチンのシンクに戻すと蛇口を捻り水の下へと差し出した。わたしが触れた際に大袈裟にびくりと肩が跳ねたが気付かない振り。
今このキッチンで響くのは流れ落ちる水音だけ。困らせてしまったのだろうな。少しの後悔が胸に渦巻き始めた頃、その静かな空気を破ったのはサンジくんだった。
「いいの?」
脈絡の無い言葉に首を傾げる。いいのって、何が?問い掛けようと口を開くよりも前にサンジくんの声が再び頭上から降りかかった。
「キスして、いいの?」
いいよ、勿論。その為に会いに来たんだから。そう言うはずだった台詞はすべて口の中に留まり消え去ってしまった。見上げるサンジくんの瞳と視線がぶつかり息が止まる。
だってわたし、そんな顔知らない。
真剣そのものの表情の中、瞳だけは何かが燃え盛るように熱くて、カラカラと口の中が乾いていく感覚にほんの少しの恐怖が胸を過る。そんな心中知ってか知らずか、ゆっくりと近付いてくる彼の端正な顔立ちを、わたしはただただ見つめることしかできなかった。



■ 搾乳せっせ
🌷 がんばる(わたしが)

「オイ」背後から投げかけられた聞き馴染みのある声にびくりと肩が跳ね上がる。今だけは会いたくなかったのに。ギギ、錆びたおもちゃのようにぎこちなく後ろを振り向けば凶悪な笑顔を浮かべたキッドとばっちり目が合った。「おう、付き合えよ」やばい。これは完全にバレている。
拒否する間もなく、というか恐らく拒否など無駄であろうが、ずるずるとキッドの部屋に引き摺られ連れ込まれると途端ふわりと身体が浮きベッドへと投げられた。ギシリとスプリングの軋む音、そしてすかさず覆いかぶさったキッドに慌てて制止をかける。
「な!なんでっ、突然、」
「ア?お前が一番分かってるだろうが」
ニヤ、とあげられたままの口角にひくりと喉が引き攣る。バレている。やはり、間違いなくバレている。口止めはしたはずなのだが。
事の発端は今日の朝。たまたま遭遇してドンパチやり合った敵の海賊に変な薬を掛けられた。うちの船医曰くわたしの身に起こってしまった身体の異変は数日もすれば治るらしい。が、だからといって、ああはいそうですかで済む話ではなかった。
「き、っど!や、」
まるで稚児の抵抗だと笑われようがこの力を緩めるわけにはいかない。分厚い胸板を押し返して見るもか弱い抵抗も虚しく彼の腕は乱暴に乳房を鷲掴んだ。
「痛ッ、あ、!」
びくりと跳ねた肩を押さえつけるように体重を乗せられると胸の中心からじわりじわりと衣服が濡れていくことが分かった。「はッ、」思わずといった風に漏れた笑い声は紛れもなく上に乗る男から発せられたもので、細い息を吐き出して顔を覆うように腕を目元へ押し付けた。
「や、やだって言ったのに、ぃ、」
「うるせェ」
ぼろぼろと溢れ出した涙をべろりと舌で救いとられたと思うとすかさず服を捲りあげられ身につけていた下着も共に押し上げられた。直接触れられてもいないのにぷっくりと立ち上がった乳首からはとろとろと白い液体が溢れている。視覚的にもかなり衝撃なそれにひゅっ、と息を詰まらせると無骨で大きな手は無遠慮にそれに触れた。
「ひ、ッあ!」
中心は避けるように、全体の形を確かめ揉みしだかれると彼の手の動きに応じて胸は形を変えると共にわたしの口から嬌声が漏れる。
「イヤイヤ言いながら感じてんじゃねェか、」
赤い瞳がゆるりと細められ赤い唇を舐めるように舌がぺろりと彼の口周りを這う。その仕草が目眩がするほど官能的でとろりと緩んだ彼女の表情に、キッドは乳房をぎゅうと握りしめた。
「ひいッ、!?」
悲鳴と共にブシュッ、と胸の頂点から溢れ出てびくりと腰が跳ね上がった。痛みか快感か、遅い来る感覚にがくがくと身体を震わせることしかできない。
やめて、もやだ、も聞き入れてもらえずただただその快感を享受し声をあげるが、キッドは頑なに胸しか触れては来なかった。たくしあげられた胸とは裏腹に一度も触れられていない下半身が疼き無意識の間にも太腿を擦り寄せる。彼だってきっと気付いている。
分厚い舌が胸を這い頂点に辿り着けばぢゅっと勢いよく吸われ一際高い嬌声があがる。だけど、身体はもっと強い快感を欲していた。
「きっど、もッ、胸ばっかり、やぁ…!」
ひく、と引き攣る喉で言葉を絞り出せばよれた赤色の口角が待っていたと言わんばかりにあがるのが分かった。
「で?」
溢れ出る白い液で濡れた胸から顔を離し楽しげな顔でこちらを見つめるキッドにじわと涙が滲むのが分かった。わかってるくせに、知ってるくせに、わざわざその行為を口に出させることを望まれている。
「ッさわって…、」
「アァ?何をだよ」
馬乗りになったままのキッドの顔を見上げ、情けなさに溢れる涙を我慢するように唇を噛み締める。羞恥やプライドなんかよりも、早くこのもどかしさから解放されたかった。
キッドの手をぎゅっと握りぐっしょりと濡れ最早意味のなしていない下着へと押し付けるともう一度繰り返す。
「こっちもさわって…!」
「…ッは!」
エロ女、と呟かれた言葉と共に下着越しにきゅっと弱い部分を握られ悲鳴のような声と共にピンと爪先が張り詰めた。チカチカと目の前が火花を散らす中、ちゅうと吸い付くように寄せられた唇にどうにでもなれと思考を手放したのだ。


■ いいことする?わるいことする?
🍳イケないこと
みんなが寝静まった夜分遅く、どちらともなく寄せた唇は最初は触れるように優しく、そして次第に激しくお互いを貪り合っていた。荒い息が響く部屋の中で彼はこつん、と額を合わせると前髪で隠されてしまった片目を細めて口を開く。「イケないこと、しよっか」紳士の仮面はなりを潜め、浮かんでいるちょっぴり意地悪な表情に、熱に浮かされたまま頷くともう一度口付けが落とされた。

⚔いいこと
ちょっと待って!わたしの制止に彼は不機嫌そうな顔でぴたりと動きを止めた。「あ?なんだよ」「なんだよ、って…」宿の中、部屋の中には2人きり。だけど如何せん窓の外からはキラキラと光が入り込む真昼間だった。口篭ったわたしを見てふんと鼻で笑ったゾロは気にした様子はなくするりと衣服の中へと手を侵入させた。「まっ、」「いいことしようぜ?」ニヤと笑ったその顔に一瞬で顔を赤くさせると次の瞬間にはガブリと唇に噛み付かれた。

🐯いいこと
唐突だった。そういう雰囲気でもなかったし、何をしていたわけでもない。近付いてきた彼に突然噛み付くように呼吸を奪われ戸惑いながら翻弄されるしかなかった。互いの唾液が混ざり合い口端からはつうと液が落ちる。彼が満足して口を離す頃には息はあがりきっていて、身体すらまともに動きはしなかった。そんな様子を理解していた彼にどさり、とすぐ横のソファに押し倒されぱちくりと瞳を瞬かせる。「な、にするの…?」「イイコトだよ。お前にとってもおれにとってもな」細められた瞳に釘付けになっているうちに、彼の手はわたしの服へと手を掛けた。

🍶 悪いこと
自室の布団の中で微睡んでいると、ノックの後に誰かが入ってくる気配がした。ギシリとベッドに腰掛け頬にキスを落とされて、ふわりと鼻腔を擽る酒の匂いに重い瞼を開く。しゃんくす。声を掛けたつもりだが言葉にはならなかったようだ。くつり、と笑った彼はちゅ、ちゅ、と顔中にキスを落として最後に唇に口付けるとついにはわたしの上に覆いかぶさっていた。「なァ、悪いことしようか」すっかり目の覚めてしまったいま彼の熱い瞳に見つめられ返事をすることもできないまま彼の首へと腕を回した。

🥈悪い子
のらりくらりと交わす随分と年上の彼はいつまで経っても手を出してはくれなかった。椅子に座る彼の膝に乗れば襟の開いた大胆な衣装から覗く胸を押し付けて更にはそのまま唇を押し付ける。一瞬瞠目するもすぐに口付けに応じた彼と熱いキスを交わして、今度こそははぐらかされないようにと見つめればニイと緩やかに口角があがる。「…悪い子だ」腰に回された手のひらは、これから始まる長い夜を示唆していた。


■ いいことする?わるいことする?
🐊 いいこと
無言のままにぐい、と腰を引き寄せられ何か反応する間もなく彼の膝の上へと乗り上げた。珍しい、と思った。もとより特別スキンシップが好きなひとではない。彼にされるがままに身体を許していれば不意に片手で頬を掴まれ睫毛すら数えられそうな程に顔を寄せられた。「いいことをしようか、お嬢さん」初めから拒否権なんて無いけれど、わたしが頷いたのを確認して笑みを深くした彼に静かに瞳を閉じる。可愛くて些細なお強請り、キスしてちょうだい?そんな意図を読んだのだろう彼がふん、と鼻で笑った音がして、次の瞬間には乾いた唇が触れていた。

🎩 ???
この男のスイッチがどこにあるのか、未だに分かっていなかった。背後からぎゅうと抱き締められたかと思えば髪に、項に、耳にキスを落としながら手袋を嵌めた手のひらはするすると下へとさがっていく。「ッさ、ぼ!」身体を捻ろうとするもぴったり隙間を埋めるように密着されては身動きひとつ取れはしない。咎めるように彼の名前を呼べば、べろりと生暖かい舌が耳を這う。「なあ、イイコトとワルイコト、どっちがいい?」結局どっちも同じじゃないか。文句を言ってやろうと振り向きざま、待っていたと言わんばかりに唇を奪われ抗議の言葉は口の中へと消えた。

🃏 わるいこと
広い広いベッドの上、真っ白なシーツの上に男女が二人。そうなれば残されたことなんてひとつしかなかった。「わるいことをしようか、お姫様?」お姫様、だなんて仰々しい呼び方だとは思ったが少しばかり意地悪はあれど手つきは優しいこの男はまさに"お姫様"のようにわたしを扱う。「ドフィはわたしが嫌がることなんてしないでしょ」それは確信。彼が最も嫌がる一点すら避ければ決してわたしが嫌がることは起こさないだろう。「さァ、どうだかな。試してみるか?」くい、と顎を捕まれサングラス越しに瞳が合う。同意の意を込め口角をあげれば彼は満足気に笑った。

🦒 いいこと
くるりと視界が反転して目の前には男の顔と白い天井が広がった。突然のことに瞬きを繰り返していると顔の横に両腕をついた男は緩やかに笑みを浮かべる。「わしといいことせんか?」するりと紡がれた言葉を呑み込み少しの間詰まらせてから思わず彼にじとりと視線を向けた。「…すけべ」「!」わたしの一言にケラケラと笑いを零した彼は一頻り笑い終えるとギラリと瞳が光る。覚悟しろとでも言うような視線に今度こそ息を詰まらせると近付いてくる唇をただただ見つめることしかできなかった。


〇ストッキングが破きたいエース

目の前で座り込み両手を合わせる男に、ひくりと頬が引き攣った。
「1回でいいから、破らせてくれ」
彼の視線の先は私の足。更にもっと詳しく言うならば、身に着けているストッキング。
「いやいやいや……ええ…」
一言で今の気持ちを表わせと言われると、まさしくドン引き。デニールの薄い黒のストッキングは普段から着用しているものだが、まさかそういう目で見られているとは思わなかった。思わず足を隠すように膝を抱え込めばもう一度パンッと手を合わせ頭を下げた。
「頼む!この通り!」
「そんなに…?」
「そんなに」
真剣な眼差しで頷いたこの目の前の男は今思い返せば「その透けたタイツみたいなやつすげェエロいな」なんて零していたような気がする。その時は冗談だと思い笑いながらあしらったがここまで思い詰めていたらしい。
「…じゃあ、一回だけなら」
「いいのか!?」
ガバと頭をあげたエースの瞳はどこか輝いているようにも見える。…まあ、知らない女やお金を払ったお姉さんに頼まず彼女である私に頼んできたのだから、破くぐらいならば、許してあげてもいいのかもしれない。所詮消耗品だし、変えもある。
彼の期待に光る視線に渋々ひとつ頷くと、「失礼しァす!」と調子の良い返事をしてベッドに腰掛けていた私に跨るように乗り上げてきた。
「や、え?」
そんな密着する必要ある?何だか雲行きの流れを怪しく感じ慌てて彼の肩を押そうと手を伸ばしたが、それよりも早くエースが私の足を持ち上げることによって上半身はシーツの上へと沈み込んだ。あぐらをかいたエースの膝の上に私の太腿が乗り、スカートを履いていたことも相まって、開脚されたせいで彼の目からはストッキング越しとはいえ下着だって見えていることだろう。
ちょっと待って、何この体勢。全然、なんか、思ってたのと違うんだけど。
「え、え?ここまでする必要…ッ、」
言葉を遮られたのは、あろうことか彼が内腿に唇を寄せたからだった。普段外気に触れることの少ないそこに柔く口付けられ、そして舌を這わせると、器用に歯でストッキングを引っ張った。ピリ、と軽い音がして亀裂が入ったことは見なくても分かる。
「ね、ねえ、ちょっと、エース、」
これはまずい。非常によくない、気がする。ガンガンと脳内で警鐘が回りだしどうにかこの男の行動をとめなくてはと彼の名前を空気に乗せると、じっとりと熱の篭った瞳と視線が交わった。
「やっぱり、やめ、ッひ、」
ビリビリ、と布を割く音が響いたと思えば生暖かい舌がべろりと肌を這う。ハア、なんてくらくらしちゃうような吐息も一緒に掛けられて、身体中から力が抜けていくのが分かった。
「…やっぱ、破くだけじゃ足りねェ、かも」
かも、だなんて。その黒い瞳に詰め込まれた激情はそんな弱々しい言葉で言い表せるような生易しいものではないこと、私にだって分かるのに。
私の返事を待つ忠犬のようにじっとこちらを見つめるエースの視線に、私はごくりと唾を飲み込むことしか出来やしなかった。


■ 君とのデート、何分前にたどり着こう?
👒→10分後〜
デフォルトちょっと遅れる。最初のうちは彼女もドキドキハラハラ何かあったのかな…!?ってなるけどそのうち慣れます。「悪ィ!遅れた!」って大きな声で叫びながら駆けてくるルフィが可愛いのでぜんぶ許せる。「腹減ったー!」って死にそうな顔したルフィとまずはご飯を食べに行こう。

⚔→家からいっしょ
待ち合わせになんてしたら辿り着けないので家から一緒に連れて行ってあげてください。「ガキじゃねェんだから」なんて不満そうだけど押し切ってお家までお迎え。「ゾロの家までくるのも手馴れてきちゃった」なんておちゃらけて笑えば「一緒に住んだ方が早ェかもな」って。ピシリと固まった身体はデートどころじゃなくなってしまった。

🍳→3時間前
その日のデートの下見や万が一に備えて3時間前には辿り着いている。彼女が「ごめん、待った?」なんて言っても「まさか!おれもいま来たところだよ。偶然…いや、運命だね」なんて返す出来すぎた男。彼女もその嘘に気付いてはいるけど、「そうかもね」なんて言いながら彼の面子を立ててあげる。

🔥→±5分
5分前に着けばいいなの感覚で家は出る。ちゃんと5分前に辿り着けるかは日によるが、大幅な遅刻もしない。わざと遅れているわけではないが、待ち合わせ場所で自分のためにお洒落をして待っている彼女を見るのが好きで頬は緩んでしまう。

🎩→10分前〜20分後
10分前到着を目指して家は出るし高確率で待ち合わせ時間までにはくるけどたまに他のことに気を取られめちゃくちゃくだらない理由で遅れたりする。理由を聞くと「いや、お前に似合いそうな靴を見かけて」とか言われるので責められなくなってしまう。

🐯→5分前〜ちょうど
時間ピッタリに行動する男 トラファルガー。無駄なことに時間は使いたくないので待ち合わせ時間ピッタリからデートスタート。意外にも流れるように手を取られて毎回彼女がドギマギしちゃうし分かっていて行動している確信犯。

💋→うまくいけば10分前(ドジれば1時間後〜)
10分前到着を目指して家を出ますが比較的ドジるので待たされることもしばしば。スマホ忘れてくるとか落としたとかザラにあり連絡手段がないことも多いので彼女は暇潰しがじょうずになっていく。待っている間に今日のデートは何をしようか考えよう。

🃏→家まで迎えに来てくれる
もちろん車。行先にも寄るが専属の運転手さんが運転するどう間違えても一般人が乗ることはないだろう車。最初は気後れしていたが彼女も開き直ってきた。近所の噂話になっていることには気が付いている。最近の悩みはドフィから贈られるプレゼントが部屋に入り切らなくなってきたこと。

🚬→待ち合わせ場所に車で迎えに来てくれる
時計見ながらそろそろかな〜って待ってると隣に横付けされる車。ちらと見遣ると運転席の窓が開き強面の顔が現れる。スモーカーさん、公共交通機関あんまり使わなさそうだな〜っていうイメージ。バイクの後ろにもよく乗せてくれそうだしその時はスモーカーさん用の大きな上着を貸してくれる。ぶかぶか。


涙流す頬 ☔
甲板、個室、食堂、見張り台、ぐるりと船を一周して、ようやく見つけたのは訓練室だった。素振りの音と息遣いだけが部屋に響くそこには彼女以外誰もいない。「たしぎちゃん」どうやら聞こえていないようだ。彼女の背中へ目掛けてもう一度大きな声で名前を呼べば、ようやく彼女は手を止め振り向いた。「休憩しよう」手に持っていたタオルを見せて笑ってみせると彼女は曖昧に微笑んだ。「随分長い間やってたんだね」床を濡らしている水滴と部屋に篭った熱気は彼女の努力の結晶だ。無言でタオルを受け取った彼女は答えるでもなく俯いた。「…頑張ってるよ、たしぎちゃん」己の無力を嘆く彼女に掛けてあげる言葉なんて見つからなくて、薄っぺらい励ましを投げると彼女の頭は一層俯いた。「…ッ足りません、!」ぐず、と鼻をすする音と共に吐き出された本音に口を噤むしかなかった。ポケットに入れていたハンカチを取り出し彼女の頬に添えてそっと上を向かせると真っ赤な瞳と目が合う。滴は今もとめどなく溢れ頬を滑り顎へと伝っている。私がしてあげられることなんて、何もない。ぼろぼろと流れ落ちる涙をせき止めるように、柔い頬に唇を落とした。

滲み出る気品 🐍
「聞いておるのか、おぬし」透き通るような声にハッと頭をあげた。「も、申し訳ありません…」ハア、とその動作すらも美しいのだが、頭上から降り注ぐ溜息に息を詰まらせる。「おぬし、妾の寛大な慈悲に感謝せよ」この部屋にはいま私と蛇姫様しかおらず、静かな空間には自分の心臓の音と彼女が動く度に微かに響く衣擦れの音のみだった。「して、妾とおるというのにおぬしの心を占める不届きは何じゃ?」彼女の細い指が私の顎を掬い上へと向かせる。この世界で一番と言っても過言ではないほどに完成された端正な顔立ちにじわりと頬を朱に染めると、慌てて視線だけでも彼女から逸らす。「あ、の…緊張、していて。姫様がお美しいあまり、」詰まらせながらも何とか紡ぎ出すと、目の前でハッと息を飲む音がした。不快に思われただろうか?胸中に不安が過ったその時、彼女から言葉が落ちた。「そんなこと、妾がいちばん知っておる」普段と変わらない自信に満ち溢れた台詞ではあるが、その声に喜びの色が混ざっていたことには、気付いていない振りをする。

濡れた瞳 🐨
様々な店が立ち並ぶ街並みを外れた場所に開けた空き地があった。空いた時間にこの街の探索をしていただけで初めて来た場所だったのだが、どうやらこの島の子供たちの遊び場になっているようだ。「今から紙芝居やるんだよ」子供たちにそう教えてもらいコアラちゃんに顔を向ければ「折角だし一緒に見てみよっか」と笑ったのでそれに頷き子供たちの隣に座ってみる。内容はというとよくある童話のようなもので、報われない主人公の結末に周囲からはぐずぐずと鼻をすする音が聞こえる。まあ、いい時間潰しにはなったんじゃないか。そろそろ行こうか、と隣を振り向くとボロボロ涙を流すコアラちゃんにギョッと目を見開いた。「えッ…だ、大丈夫…?」「…大丈夫」濡れた瞳は宝石のように輝いて見えて、ごしごしと手の甲で涙を拭う彼女の腕を慌てて掴んだ。「…綺麗だね」「え」目を大きく開き固まったコアラちゃんにもう一度、こぼす。「すごく綺麗」まるでよく熟れた林檎のように一瞬で朱に染めた姿にたまらずそのまぶたにキスを落とした。

猫撫で声のおねだり 🍊
各々ナミから必要経費とお小遣いを配られて散り散りと解散した中、特に目的のなかったわたしはナミの隣を歩いていた。「あら、ありがと」ナミの色気にあてられてよかったら…と差し出した男からフルーツを受け取り彼女はぱちりとウィンクしてみせる。「…いーなぁ」「何がよ」不思議そうに首を傾げた彼女にむむと唇を尖らせる。「わたしもナミからウィンクされたりワガママ言われたい」「…はぁ〜?」呆れたと言わんばかりに眉を下げたナミにぷいと顔を逸らすとついには溜息が聞こえてきた。「私、どうでもいい人間をわざわざ隣に置いておくほどお人好しじゃないのよね」「え?」前触れなく語り出した彼女の言葉に驚き彼女に視線を向けると蜂蜜みたいに蕩けた瞳と目が合った。「今日、なんて言わずこれからもずっと、私の傍を離れたりなんてしたら許さないんだから」終いにウィンクまで付け足して、わたしの身体はぴしりと固まった。「す、すきだぁ…」「知ってるわよ」愉快そうに笑うナミは未だに呆然と固まっているわたしの手を引いて、再び街の雑踏へと踏み出した。

のんびり屋さん 📚
今日も絶好の冒険日和。青い芝生に置かれたテーブルと一人掛けの椅子に座ったロビンは今日も優雅に読書をしている。途中通りかかったサンジくんに椅子持ってこようか?と聞かれたけれど丁重にお断りしてわたしは芝生の上に座り込んでいた。すぐ近くからは皆の騒がしい声が聞こえそろそろ追いかけっこにでも発展するんじゃないだろうかと思ううちに案の定、船長がわたしを跨いで通り過ぎていった。その際にロビンの近くも駆け抜けて行ったのだが器用に能力で机ごと避けて、また何事もなく読書に戻っている。「…よくここで読めるね」「あら。慣れたら特に支障は無いわ」半ば独り言として呟いた言葉もうまく拾ったロビンはにっこり笑っている。わたしには到底真似できそうにない。「暇そうね?」「んー…うわ、えッ!?」彼女の問いに有耶無耶に返事をし芝生に寝っ転がろうと上半身を倒すと自分の意志とは裏腹に身体がふわりと浮かび上がった。なんで!?目を丸くしているうちにわたしの身体は彼女の膝の上にすっぽりと収まって、この悪戯は彼女の仕業なのだとようやく気が付く。「…ロビン」「ふふ」離してくれる気配は無さそうだ。ニコニコと笑顔のままのロビンに仕方ないと身体を預ければ、未だ騒がしい船長達の声を聞きながら目を瞑ることにした。


魔性カッコはてな 👒
先日島に上陸した際に購入した女性向け雑誌を手に、新聞を読むナミの隣でぼんやりとその中身を眺めていた。暇つぶしになるだろうと軽い気持ちで購入に至っただけで何が目的なわけでもない。強いて言うなら最後のページに乗ってる星座占いぐらいだろうか。別にそれとて本気にしているわけではないのだが。「"魔性の女ならぬ魔性の男特集!"…うちの男たちとは無縁な話ね」後ろから覗き込んできては呆れたようにそう言ったナミは「特に船長は」なんて付け足した。肝心の話題の的はというとウソップと共に釣竿を垂らして釣りに奮闘している。「そうかなあ?」正気か?と言わんばかりの顔をした彼女に苦笑を零しもう一度我らが船長ルフィへと目を向ける。褪せることなくキラキラと輝く瞳に思わず惹き付けられてしまうカリスマ性、やる時は何がなんでもやり遂げる彼こそ魔性であるのかもしれない。それはきっと、この雑誌の意味合いとは違うものではあるだろうが。こちらの会話が聞こえたか、それとも私の視線に気付いたのか定かではないがくるりと振り返ったルフィはぱちくりと瞳を瞬かせている。ひらりと手を振れば向日葵が咲き誇るようなまばゆい笑顔を返された。ほら、やっぱり。少なくとも私には効果覿面なのだ。

魅惑の白肌 🌷
「最ッ悪だ!」びっしょり濡れた髪の毛を掻きあげ吠えるように声をあげたキッドの隣で私も静かに溜息を吐き出した。街の広場で吹っ掛けられた喧嘩に巻き込まれドンパチやったはいいがうっかり二人して大きな噴水に突っ込んでしまった。底は浅いし決して溺れるわけではないがぐっしょりと濡れた身体と張り付く衣服には不快感しか覚えない。すっかり地面で伸びている名前も知らない男を蹴飛ばしキッドは赤いコートを脱ぎ捨ててシャツにすら手をかけた。こんなところで脱ぐな、と窘めようと口を開いた瞬間その口は閉ざされることとなる。白い肌に鮮烈に走る赤い線。それは決して戦いにおける古傷ではなく、昨夜の、「ストップ!!」「うおッ!」地面に捨てられたコートを慌てて拾い上げ押し付けると鬱陶しそうにキッドは振り返った。何しやがる、と視線が訴えている。「せ、せ、背中の…」尻すぼみになっていく言葉にようやく合点がいったのか、納得したように「あァ、」と呟く。「テメェがつけたモンだろうが」「だからこそ恥ずかしいんですが!」「知るか」「ああッ!」再び外されたそれに反感の態度を示すと、キッドは聞こえていない振りをしながら意地悪く口角をあげるのだった。

昔とのギャップ 🎩
汚れているし破れているし、決して綺麗とは言い難いが質の良さそうな衣服、子供が手にするにしては少し大きめのシルクハットを被った少年。髪は短くほっぺに貼り付けた絆創膏と笑うと見える欠けた前歯、どこからどう見ても悪ガキとしか言いようのない姿。「だったはずなのになあ」「何がだ?」きょとんと目を丸くした目の前の男は、シャツの上にベストをきっちりと身につけたゆるいウェーブのかかった髪をしている。一見王子様にも見えそうな整った風貌に何人が騙されたことだろう。「サボがかっこよくなったなぁって思っただけ」テーブルに肘をつき悪戯っぽく笑ってみせると、目の前の彼は少し目を見開いたかと思うとすぐに口角を上げ笑って見せた。「そりゃ、好きな女にいいとこ見せたいからな」こういうことしれっと言っちゃうところも変わったみたい。

目覚めの悪さ 🐯
普段は睡眠に割く時間はかなり短いキャプテンであるが、ひと段落ついたのか突然夜中に部屋を訪ねてきたのが昨夜の話。困惑する私を横目にベッドに潜り私を抱え込んではこんこんと眠り始めた彼にどうすることもできずもう一度眠り直した数時間前。「きゃぷてーん…」狭いベッドの中、未だ強く抱え込まれているせいで私は身動きが取れない状況に陥っていた。これは由々しき事態である。何故ならば今日の私は週に一度の食事当番なのだ。「困るよ、キャプテン…」ゆっくり眠らせてやりたい気持ちはこれでもかというほどにあるのだが、仕事は仕事。どうしてわざわざ人のベッドに潜り込むのやら。「ねえ、ロー」囁くように耳元にくちびるを寄せればゆったりと銀灰色が姿を現す。「寝てていいから離してよ」とんとん、と背中から回り腹部に絡みついた刺青の目立つ腕を叩けば力は緩まるどころか強さを増す。「ちょっと!」「今日は休め」それだけ告げると再びまぶたを閉じてしまったローに為す術はない。こういう時にしか甘えられないんだから厄介な男だよな。気持ちよさそうに眠りについた恋人を見ながら、仕方ないと息をつくのだった。

モテ男の仕草 🍳
「どうぞ、気を付けて」小さな段差にいち早く気付いたサンジくんが一歩前に出るとすかさず手のひらを差し出した。この船に同乗させてもらうことになりまだ数日、彼の自然なエスコートに未だ慣れずつい身体を固まらせてしまう。そんな様子を見てキョトンとした後に「かわいい」なんて零すものだから更に身体は強ばるばかりだった。「あ、えーと…」「ん?」もたもたと回らない口をサンジくんはこれでもかというほどの優しい眼差しで待ってくれる。それもまた気恥ずかしくて慌てて顔を俯かせた。「わ、わたし、その、いいよ、気を遣わなくて」「どうして?気なんて遣ってないよ」私を見つめる眼差しは相も変わらず優しい。しかしここで折れてはいけなかった。「その、慣れてないから、困っちゃう」続けた私の言葉にサンジくんはぴたりと動きを止め、片手を顎にやると考えるように首を傾げた。「レディーが困るのは本意じゃねェが…、おれで慣れていってくれねェかな?」優しく取られた手のひらを拒むことなんて、私にはできるはずがなかった。