あとがき

●桃の花言葉●

チャーミング / 気立ての良さ
私はあなたのとりこ / 天下無敵

「チャーミング」「気立ての良さ」の由来は
桃が女性への敬いの象徴のためだと言われています。

●夏楠の『約束の為』では
何者にでもなってやると言う強い想いや底で燃え盛っている復讐心からくる強さを表しています。

職業がディーラーなのでトランプで自分達を例えています。
紅一点なのでクイーンの席に座るのが妥当かと思いますが
サポーターと言う役職もあるし
お姫様や女王のように大人しくしているつもりはないので
時には可愛らしくクイーンの一面も見せますが
誰よりも相手を抉る特攻隊長のようなエースにもなれる夏楠は
全てを惑わすジョーカーとしてチームをサポートしたいと思います。

周りも夏楠がクイーンの器じゃ足りない事を知っていてサポートを頼みました。
みんなを信じれないわけではないけれど
自分の何が評価されたか理解できない夏楠は度々疑心暗鬼になる。
そこを乗り越えるとこも、奮い立たせる周りもマットリらしく描けていけたらいいなと思います。

あと単純にザ・夢小説的展開を書きたかったのもあるので
序盤はモブによる言いがかりを採用しました。


●詩央莉の『強さの源』では
タイトル通りどうやって闘いを見ているのか、臨んでいたのかを書きました。

千蘭の『許された瞬間』では生きていた弟の紫音ですが
それから月日が流れお墓の下で眠っています。
一郎と左馬刻はたまにお花を持って来てくれますが
似た者同士なのかその時期が命日でなくとも
被り気味で2つある花瓶はいつも埋まってしまいます。
自分が用意した花は毎回店に飾っています。

弟の為に生きた月日は無駄でもピエロとして笑われる事もなく
確実に積み重ね周りとの縁も強くしていた事でしょう。
それは詩央莉本人の気立てのよさが関係しているかもしれません。

店に持ち帰って飾った花は紫のクジャクソウです。
シオン属のクジャクソウの花言葉は

可憐 / 可憐な人 / ご機嫌 / 友情
悲しみ / 思い出 / 美しい思い出
飾り気のない人 / 一目惚れ
天真爛漫 / 想像力豊か

などと言われています。

様々な想いと実際に起きている事、
テーマとして使った『桃』からの『チャーミング』と言うフラグもクジャクソウで回収させていただきました。


●夏楠の『知らない事』では
夏楠と麻天狼との繋がりを書きました。

姉の事は大好きだけど姉が関わっていた研究の事はあまり知らず、
姉の死がきっかけでヒプノシスマイクを調べ始めたので
開発やその他諸々に関わった無花果達は知っていても
バトルに関わった人達の事は知らないままだった夏楠。

左馬刻から以前別のチームにいた事は聞いていたが
そこに主治医として昔からの交流のある寂雷がいた事は知らなかったし
以前会った人達と再会するとも思っていなかった。


●詩央莉の『伸びた背筋』では
ラッキースケベから始まり、世間の狭さを書きました。

一二三との出会いは結構前からで独歩は一二三から。
寂雷とは元々知り合いでTDDで仲間になった。

麻天狼の中では最年少になる詩央莉は一郎や左馬刻といる時よりは幼く可愛らしくなるが
男勝りな一面を根っこに持っているのでフランクに過ごしている。

手土産として持ってきたういろうはお経を唱える為に同行してくれた紫音が可愛がっていた子がくれたもの。
ナゴヤで出会った夏楠とナゴヤの名産のういろうを食べ
世間の狭さも喉に流した詩央莉は楽しそうに笑い、可愛らしい夏楠を気に入った。

と、同時に闘いが始まる事を改めて考え
知り合いも仲間も敵に回る事が多い今回のバトルに誠意を持って向き合う事を決める。

19.11.04 説明やらなんやら
23.08.22 最終編集