序章:脱出の転機

私は、前世の記憶を取り戻した。
この世界での私は「ソウマ」前世と同じ名前だが時に「No,24」と呼ばれることが多い
私の相棒ポケモンは「ミニリュー」となった
不思議なことにポケモンをみるだけでステータスがわかるようでこのミニリューは意外にもレベルが高く、レベル35だった。

この時点で覚えている技はかなりあるが、ゲームだと4つ縛りになるけれどアニメの世界だと意外にそれはないらしい。
技の項目を見てみると色々書かれていた。

ミニリュー ♂ レベル35 とくせい:だっぴ 状態異常がターンごとに3分の1の確率で治る
性格:しんちょう

アクアテール しんぴのまもり たたきつける りゅうのいかり
こうそくいどう たつまき にらみつける でんじは ドラゴンダイブ

となっていた。これはかなり脱出するのには有効的だけれどミニリュー一匹だけでは彼らには太刀打ちができない。いずれ力尽き倒れて連れ戻されるのが落ちだ…。
モンスターボールからミニリューを出し私の横で丸くなって眠っているミニリューを撫でながら考えているとコンコンとノックが聞こえてきた。

「…だれ?」

?「失礼します、リーダーマツブサ様の命によりお食事をお持ちしました」

今までにないくらい丁寧に答えてくれた男の人の声が聞こえる。
怪しみながらも「どうぞ」と答えるとウィーンと扉が開いて両手には食事が乗ったトレーを持っていた。どうやらご飯を持ってきてくれたのは本当らしい。

あれ?この人どこかで見たことがあるな…どこだっけ…
トレーの皿の上にはサンドウィッチとココアが乗っていた久々にまともな食事だ

「……あ、ありがとうございます」
食事を机の上に置いてくれた…ミニリューは警戒しているのか私のそばから離れずに相手を睨みつつ観察している。

食事を置いたらすぐに出ていくと思っていたが一向に出る気配もなくこちらを見つめたりあたりを見渡したりしているので不審に思い声をかけた

「…あ、あのぉ…ほかにまだなにか?」

?「……君はいつからここにいるんだい?」
まさかの質問を質問で返されて驚き返答が遅れた…
こちらも正確にはわからないからだ…。

「……わたしにもわかりません…ただ、彼らがいうには数か月前と言っていました…
どこから来たかもわかりません…わたしはただ外の世界の記憶がないので…」

と答えると男は顎に手を当てて何やら考えている様子だった。
この人どこかで見たことがあると思えば…たしか「国際警察」の「ハンサム」さんだっけ?初めての登場はダイヤモンドパールの地方たしか「シンオウ地方」だったはず
…あ、でもホウエン地方にはいったことがあるという情報もあったからもしかして、今がその時期なのかな?

たまたまマグマ団たちを見つけて潜入捜査しているというところかな?

?「君以外にも他に子供たちがいるのかな?」

「……いえ、基本的に実験の時以外はこの室内に閉じ込められるのでわかりませんが…みていないので恐らくは私だけかと思います…けど、あなたは一体なにものですか?
マグマ団の人ではないですよね?だって、彼らは私の声なんてかけないですから」

今まで疑問に思っていたことをぶつけてみた
?「……あぁ、今はわけあって潜入捜査中なんだ…君のことも当然助けられたら助けたいが…今は難しそうだ…必ずここから助け出して見せるから…もう少しだけ辛抱してくれないか?時々可能な範囲でまた顔を出すようにする…」

「…あ、あのここまで聞いといてなんですが大丈夫ですか?ここには恐らく監視カメラが設置されていると思うのですが…」

盗聴器まではわからないけれどこれだけ話していると不審に思われないかな?

?「心配ない、盗聴機能もついていたがこちらに来る前にフェイク画像を混ぜているだから今のところの映像は君がベットの上でうずくまっている映像しか流れていないはずだ
だが、そろそろ戻り映像を戻さないといけない

このことは、秘密にしてくれると助かる。名乗り遅れたね私は「国際警察」の「ハンサム」というものだ。今は警察手帳がないから見せられないがいずれ見せると約束するよ」

「まさか、国際警察の人だったなんて…驚きました…わかりました。このことは秘密にします…マグマ団の人にも悟られないようにします」

?「ありがとう、辛いと思うけれど、必ず君を助けに来るからそれまで耐え抜いてくれ」

「…はい、ありがとうございます」

そういって下っ端になりきり失礼しますといって出て行った
今までの緊張が解けてベッドの上に乗ったままだったので力が抜けて壁に寄りかかるとミニリューが心配そうにこちらをみていた

ミニリュー「……りゅー?」
大丈夫?と聞いている気がするのでミニリューを撫でながら大丈夫だよと答える。
そして久しぶりのサンドウィッチとココアを味わって食べました
とても美味しかったです。

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