テスト範囲のプリントを渡された。
私の学校は地元ではそれなりに有名な進学校だ。
冬休み明けに学力テストがある。冬休みの宿題から基本的に出される。
広いなぁととりあえず見てみた。国語の範囲などはまあまあだ。問題は数学。宿題でわからないと悩んでいたところが中心にでる。困ったものだ。化学方面もやばい。組成式や元素記号の応用が範囲に入っていた。中心ではないからそんなには出ないと思うが、そういう問題ではない。

「数学ね、私もあまり得意ではないわね」

「そうなの?」

「普通ってところかしら」

移動教室の際、霧氷に会った。
テスト範囲のことを話した。霧氷はやはり英語が得意のようで単語さえ覚えれば文法はなんとなくでできると言っていた。
私は文法が苦手だから、いいなぁ。と思った。
しかし、霧氷も化学は苦手のようだった。

「暗記できるのがいいわよね。英語は単語を覚えて文法に並べ替えればいいんだから」

「いやいや、それが難しいんじゃない」

霧氷は、ふふふ。と楽しそうに笑った。
じゃあね。と別れて次の教室へ移動した。

「へぇ」

「やはり、英語は文法が難しいと思うのよ」

お昼時、私は弁当を広げて氷雨は食堂で唐揚げ定食を買っていた。
霧氷との話を伝えると、氷雨は

「わからないこともないけど、国語よりはマシだよ。霧氷の言う通り並び替えだから」

「いいわね。2人は。私はその並び替えが苦手なのよ」

「教えるよ」

氷雨はそう言うと唐揚げをパクリと食べた。

「ありがとう」

私はそう言うとお弁当の卵焼きを食べた。



「でも、国語って先生の主観じゃない?」

帰り公園に集まっていつも通り会話をしていた。
2人とも、国語はあまり得意ではないようで漢字はできる。という感じだった。

「先生のノートを暗記したとしても、たまにノートに乗っていないのがあるから」

「抜き出せ。とかならば、その題の前から探して出せばいいだけよ」

「その場所を見つけられないんだよ」

氷雨は、困った。というように言った。

「数学は数式を使えばいいだけだから、楽」

「数式や文法は、似ているものね」

私の言葉に氷雨は、

「ああ。そういえば」

とうなづいた。



あれから少しして、霧氷と別れ。氷雨と歩いて帰り家に着いた。
家でテスト範囲のプリントを出し、教科書に範囲の印として付箋を貼っていった。
多いなあ。と思いながら入っていき、英語の単語をノートに書いたり、漢字を書いたりと勉強をした。


明日は氷雨の家に行って勉強をする。そう思うとなんだか早く寝なちゃ。と思いお風呂に入った。

テスト勉強は嫌いだ。テスト自体嫌いだが、氷雨と会えると思うと嫌いじゃないと思ったのは、なぜだろうと、髪の毛を乾かしながら考えた。

 

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