ヒ「……えーーっと、姫様?これってどういう状況…?」

突然の姫の連絡に慌てて駆けつけたジェネシスリーダー3人。
確かルイルも姫の所に遊びに来てたはず、なのに何故、姫の方から緊急の招集魔法なんて。何かあったに違いないと、勢いよく扉を開けたはいいが。
そこに広がっていたのは、4人の瑠流を宥める恵那姫の姿だった。

エ「あっえっと、ご、ごめんなさい、突然呼び出したりして」
晴「いやそれはいいけどよ」
風「…なんでルイルが4人に分裂してるの?」
エ「それが―――」


赤瑠「元に戻れなかったらどうしようぅエナぁ」
しくしく泣いて姫に抱きつく赤瑠流。
青瑠「うるっさいわねぇアンタ達、私とエナの邪魔しないでよ」
突然やってきた3TOPを指さし眉を吊り上げる青瑠流。
緑瑠「どうしよ…こんな事になっちゃって、皆に見られたくない…」
3TOPを前に恥ずかしがってエナの背中に隠れる緑瑠流。
黄瑠「よく分からないけど気づいたらこんな事になってたわ。なんだか楽しくていいわね」
楽天的すぎる笑顔が眩しい黄色瑠流。


エ「…。さ、さすがにこの人数を1人で見るのも難しくなってきて。ヒロト君達ならと思ってお呼びしました」

男3人は同時に顔見合わせ後、困った顔で笑う姫と4人のルイルを交互に見つめた。






かくかくしかじか。
このままだと騒ぎに駆けつけて他の近衛兵がやってくると考え、人目を避け各々ルイルを連れて行こうと決行。



晴矢と赤ルイル

晴「4つの剣の影響…ねぇ」
赤瑠「…うん。闇の力は全くなくて、今まで使ってきた反動か何か…だって」

姫の話によると、ルイルの心が4つに別れ喜怒哀楽の感情が綺麗に分裂した彼女が誕生してしまったらしい。晴矢とその1歩後ろを歩く赤ルイルは城の隠し通路を歩きながら今回の騒動について話していた。

「ふーん。ま、悪い影響が無いんだったらひとまず安心か」
「で、でも…もし、元に戻らなかったら…?」
「あ?あー、そんときゃそん時だろ」
「う…」
「…?げっ」泣き出した瑠流に驚く
「どうしよう晴矢…、私、ずっとこのままなの?気味が悪いよね?」晴矢のすそを掴みながら
「お、おい、落ち着けって。んな奇想天外な事起きても今までだって何とかなってただろ?」あたふた
「…」
「風介が魔物に食われた時も、高級ツボ壊して闇オクで危ないやり取りしてた時も、間違えてルイルが毒キノコを煎じた薬を俺が飲んだ時も…」

瑠流が泣く姿に調子が狂う晴矢。慌てて言葉を繋げても、泣き収まらない様子を見かねて息を吐いた。
ぽんと頭に手を置いて瑠流の頭を撫でた。

「んな心配すんじゃねーよ。もしこのままだったとしても、俺たちがいんだろ」
「! うん…。ありがとう、晴矢…!」

ふふ、と笑ったルイルに安心しほっと胸を撫で下ろした。
こんな気弱なルイルは、滅多に見れない。根っこの隠れた部分にはビビりで臆病なコイツもいたのかもしれないと思うと、今までキツく当たっていた事に後ろめたさを感じてしまう。
ルイルに限ってそんな事…と思うも、小さくなってしまった彼女を前に晴矢は自然とルイルの手を引こうと手を伸ばした。
その瞬間だった。

「きゃぁあーーッ?! 」

突然悲鳴を上げて抱きついてきたルイルに驚く。敵か?と後ろを振り返り彼女を庇い臨戦態勢。「く、首っ…なにか、いるっ!」と至近距離で涙目に必死に何かを伝えるルイル。首?。震えている彼女を抱きつつ項を見ると、そこには小さなクモが。…こんな事で怯えてんのか。
指で弾き、クモを退かす。普段なら馬鹿にして笑うところだが。顔を埋め、恐怖から震えるルイルの頭を優しく撫でる。

「もういなくなったぜ」
「〜〜っ、ほ、本当…?」
「ああ」
「うぅ…、晴矢ぁ」

……調子狂うな、と思ってたが。たまにはこんなルイルもいいか。
未だに抱きついたままでいるこの状況、自身に素直に頼ってくれる相棒が可愛い。
面倒極まりないが…。お前だけだぜ?きちんと面倒みてやるよ。











風「ルイル、甘い」
青瑠「〜〜〜っ、もう〜っあと少しなのに〜〜」

城のごく一部の者しか入る事が出来ない屋外の修練場。そこへ何故か付き合わされた風介は勝負を挑まれ気づけば10戦目。
いずれも青瑠流の負けであった。
今回も同様、風介に軽くいなされたルイルは一瞬よろけるも、すぐ体勢を立て直し剣を構える。

風「(感情が表に出すぎてる。身体の使い方もめちゃくちゃ…。性格がバラけるとこうも変わるんだ、ルイルって)」
青瑠「ちょっと風介!真面目にやってるのっ?」
風「大真面目にルイルの事考えてるよ」
青瑠「ち、ちがう〜っ!今はタイマン中でしょ!」
風「じゃあ剣を振りながら私の事も考えてよ、ルイル」

そしたら多分、勝てるよ。そう言い、間合いを一瞬で詰めた風介は尻餅をついた瑠流の鼻先に剣の切っ先を突き立てた。悔しそうにこちらを見あげるルイルの表情。
すると突然頬を膨らませ、ぷいっとそっぽを向いてしまった。

「風介のいじわる!」

……。拗ねた。

「だって手加減するとさらに怒るでしょ?」
「…。一回も勝てないのが悔しいの!」

さらに頬を膨らませ、ツーンと顔を背けてしまう。明らかなこじらせ方に「ぷっ」思わず吹き出してしまい、剣を下ろした。

「……。何笑ってんのよ」ジト目で睨む
「ルイル、おもしろ…なにその態度。顔…ふふ」
「ばっバカにしてる…!!」
「してないしてない」

普段の彼女でも、こうした拗ね方はするもののここまであからさまな態度で感情を表に出す事はまず無い。
ルイルと接する時は自分が彼女に甘える事で、面倒を見てくれたり呆れたりしながらも一緒に居てくれる。ルイルからも、晴矢やヒロトとは違い素直に甘えてきてくれる事が比較的多い。
ルイルが喧嘩腰で自分に接する時は、殆ど無かった。
(新鮮…。甘えてくれるのも良いけどツンツンしてるルイルも、良いかもね)
晴矢から見えるルイルってこんな感じなのかーとぼんやり考える風介。

「!、…すきあり!」

一瞬の隙を見逃さず、青ルイルは咄嗟に剣を構え風介の剣を弾き飛ばそうと間合いを詰めた。が、今のルイルは何をしてもわかりやす過ぎる。「え?」自ら剣を手放し軽く避け、彼女の手首を掴み、腰を引き寄せる。

「だから、もっと私の事考えてって言ったでしょ?」
「〜〜〜〜っ!」

ほら、わかりやす過ぎる。耳まで真っ赤にして振り返った彼女の顔ときたら。
このまま4人に別れたままでも、それはそれでアリかもしれない。

「もう知らない!!風介のばか!!」
「ごめんって」

ぷんすか怒り背を向け歩き出したルイルを追いかける。ツーーンと絶対にこちらに顔を向けない彼女の頑なさときたら。面白くてまた吹き出した。それにいちいち反応するのもまた。














ヒ「はいどーぞ。ホットココアだよ」
緑瑠「あ、ありがとう…ヒロト」
ヒ「どういたしまして。材料少し、貰ったからね」

人目に触れず、彼女が安心できる場所…と考えたのがここ、ルイルの家だった。

ヒ「(とくに緑ルイルは…。引っ込み思案で、恥ずかしがり屋なところが目立つ。城にいても落ち着かないだろうし)」

コップに口をつけ飲み始めたルイルの隣に、ヒロトも座る。

「…ふふ、懐かしいね。ヒロトが作ってくれるココア」
「? ああ、そっか。ルイルのお家で作るのは久しぶりだね。…美味しい?」
「うん。変わらず、美味しくて、安心する」
「それならよかった」

緊張気味だったルイルの顔が綻び、笑顔が見られた。それに自身も自然と目を細め、笑う。
途端、瑠流の顔が「……ぁ…ぅ」小さなうめき声と共にみるみると赤くなっていった。

「る、ルイル?大丈夫…?」
「あっ、え、…だ、大丈夫っ…!」わたわた
「熱かった?」
「ううんっ、適温よ」

ヒロトの顔から背けるようにルイルはコップに口をつける。
特に緑ルイルが恥ずかしがり屋なのは分かっていたけど、この様子は…尋常ではない気がする。
旅を終えて改めて自分の気持ちをルイルに伝えた。彼女からの返答はまだ聞けてない。もう少し待って、と。抱きしめられた時に感じた彼女の心臓の早さは異常な程だった。
そうした事もあり、少なくとも悪い方向には気持ちは向いてないはずだ。

内心ニコリと笑ったヒロトは、ちょびちょび飲み進めるまだ顔の火照りが取れてないルイルをしばらく見つめていた。

「………」じーー
「……。な、なによ…顔に何かついてる…?」
「ううん?ルイルは可愛いなぁって」
「〜〜〜っ?!」

危なくコップが滑り落ちそうになったところ、咄嗟にヒロトが支えるためルイルの手に触れた。そのまま手をすっぽりと覆われる。「ほら、しっかり持って」髪を揺らして笑う。
途端、ルイルは悲鳴にならない声を上げ、口をパクパクと動かすだけで、身体はぴたりと動かなくなってしまった。
(………。ここまでとは)
初心な反応を見せてくれるのは楽しく、嬉しいけれども、狙ってやりすぎたかもしれない。反省しつつ彼女の持っているコップを一旦テーブルに置き、硬直してしまったルイルを起こす。

「ごめん、急にびっくりしたよね」
「……っ、…。ほんと、いきなりすぎ…。恥ずかしいよ…っ」

そう言って両手で顔を隠す様子に、うっ、と自分の胸が締め付けられた。なにその反応。
2人っきりで好きな女の子がそんな可愛い反応してどうも思わない男子なんていなくない??逆に自分の方が試されてるかもしれない、とヒロトは頭を抱えた。
何か別の話題を…と考え、ふと視線の先には、いつか見たドライフラワーが、壁に飾ってあるのを見つける。

「あれ、あの花束って…」
「? あ。…ふふっ。覚えてる?ヒロト達が私の誕生日の時にくれたお花よ」

お兄ちゃんが魔法をかけてくれたの。そう言って立ち上がり、花束を取り近くで見せてくれた。
水分が抜かれ淡い色となった大きなそれは当時贈った物と引け劣らない、素敵な花束になっていた。

「絶対に枯れないから!って強い魔法を残してくれたの。国を護る力に使えばいいのにね」
「兄さんらしいね」
「…。でも、旅での影響のせいか、少しだけ力が弱くなってる気がして」

ルイルから手渡され、あの人の魔力を感じた。ルイルの言う通り、ほんの少し、先の部分に魔法の剥がれが見られる。兄さんのを少し上書きさせてもらおう、ヒロトは先端に魔力を込めた。

「はい。修復したよ」
「えっ?、出来たのっ?」
「うん。…元は兄さんの力だし。それにルイルの大切な物だからね」

ルイルに手渡すと、目を丸くして驚いていた。そして手に花束を持ったまま勢いよく、「ありがとうっ…!」ヒロトの首に手を回し抱きしめた。

「ルイル…」
「もう直らないかも、って思ってたから。本当に、ありがとうヒロトっ…!」
「…。うん、どういたしまして」
「………。」
「………。」ニコニコ
「…(あ、あれ?私いま、ヒロトに抱きついて…)」
「暖かいね、ルイル」ニコニコ
「っ〜〜〜!」じたばた

?!腰にがっしりと回されたヒロトの腕によって、離れようにも離れられないルイル。頭がみるみる熱くなるのを感じて顔を隠そうと片手を手前に持ってこようとした。
パシ。
ヒロトに手を掴まれた。となると自然に顔が目の前にあって。

「ね、もう少しこのままでいい?」
「…っう、あ…えっ、と…」
「…ルイル」
「〜〜〜っ、…う、ん…」
「…。ふふ、可愛いルイル」
「……もぅ、恥ずかしくて…どうにかなりそう…」
「俺しか見てないよ?」
「……ヒロト…だから、…ごにょごにょ(それにお兄ちゃんにも見られてる感じがするし…)」花束をちらりと見つつ

困った顔で恥ずかしそうにしながらも、瞳逸らさず見据えてくる彼女らしさも感じられ。思わず気持ちが前のめりになり額に口付けをした。
そして目を丸くし、頭から湯気を出し、自身の首に顔を擦り付けるようにうずくまる。
恥ずかしがり屋の彼女を優しく抱きしめ、甘い香りに包まれながらゆっくりと時間をすごしていった。



おまけ
緑瑠「も、近づくの、禁止…っ」
ヒ「でも嫌じゃないでしょ?」
緑瑠「嫌、…じゃないけどっ」
ヒ「ならいいよね」ニッコリ
緑瑠「〜〜〜っ、もう〜〜〜…///(その笑った顔ですら見るのが恥ずかしい…。…好きだから…だよね、どうしよう…早く元に戻りたい…)」
ヒ「?おーいルイルー?」手に触れながら
緑瑠「ひゃああっ」
ヒ「ぷっ、驚きすぎ」
緑瑠「う…ぅ〜〜もう心臓もたない〜〜」半泣き
この繰り返しがしばらく続いたとか。















エナの部屋。

エ「―――なので、このような事態になったかと…」
豪「なるほど。…で?残りの3人はどこに?」
エ「…。すみません、このまま全員が居ると騒ぎになるかと思い精鋭部リーダーの3人にそれぞれ任せています」
豪「ふむ…(そしてそのうちの1人の、)」
黄瑠「豪炎寺くんとエナって知り合いだったの?」
豪炎寺に身体チェックをされながら、お喋りをする瑠流。
豪「(楽天的ルイルが残ったわけか)ああ。父や、鬼道との繋がりでな」
黄瑠「へ〜!鬼道坊ちゃんって友好関係広いわね〜」
エ「もう坊っちゃんっていう年齢じゃないよ、ルイル」少し笑って
豪「アイツとは昔馴染みでな。………。よし、異常はない。特に呪いの類でも魔力も感じられない。姫様の仮説が正しいだろう」
エ「よかった…。ありがとうございます。豪炎寺くんに診てもらえたならもう安心です」
黄瑠「じゃあ豪炎寺くんと遊びに行ってきていい?!」
エ「ええっ、そ、それはちょっと…」
豪「この後、街で薬を買うだけだから、俺は構わないが」
エ「……。憶測ですが、夜になり満月の光によってフォーソードの力が回復すれば、元のルイルに戻るかと」
豪「ふむ。…じゃあ日没までにここに戻ってくればいいな?」
エ「………」

本当は城で大人しくしてほしいのだが、とルイルを見つめるも。キラキラと姫を見つめる無垢な瞳に、昔のルイルを思い出し「…ふぅ」と軽く息を吐いた。

エ「必ず暗くなる前に、私の所に戻ってきてね?」
黄瑠「!うんっ、ありがとうエナ!」

ぎゅっと抱きしめてくるルイルに、しょうがないと苦笑いをし抱きしめ返す。一応目立たないようにとフード付きマントを渡し、豪炎寺に後を託した。



城下町
魔法薬店から出て、黄ルイルは大きく身体を伸ばした。
「ふ〜っ、あと買うものは?」
「もう買い揃えた。必要なものは無い」
「!じゃあ、」
「ああ。ルイルの好きな所へ行こう」
「やった〜〜!こっちこっち、豪炎寺くんっ!」腕を掴みニコニコ
「(妹みたいだ…)ああ」

るんるんと足取り軽く、豪炎寺の腕に抱きつきながら道中を移動するルイルと、目を細め優しく見つめる豪炎寺。

「私ね、血は繋がってないけど、お兄ちゃんがいるんだ〜」

最中ルイルが話し始める。フードを深く被っている為、表情は分からないけど声色は明るい。

「豪炎寺君はもう知ってるだろうけど、今は遠い所にいっちゃって、会えないんだ。いっつも笑顔でニコニコ笑ってて皆を喜ばせるのが大好きで、私の勇者様だったの!」

詳しくは無いが、彼女のお兄ちゃんという人物が誰か豪炎寺は察しがついた。短く相槌をうちながら耳を傾ける。

「豪炎寺くんは…、見た目とか声とか、お兄ちゃんとは全く別なんだけど。でも、初めてあった時はお兄ちゃんみたいで、大好きだなぁって」

でもね。フードから顔を覗かせた表情は、二カッと歯を見せて笑うルイル。

「こうして一緒に、私のわがままにも付き合ってくれたり、優しい顔して隣にいてくれるでしょ?だから、そんな豪炎寺くんが、だーいすき!!」

さらに力を込めて、首に抱きつかれた。
素直にそう思ってくれていたのが何よりも嬉しい…けど、さすがに少し、照れるな…。
妹のように思っていたが、ニコニコと心底嬉しそうに自分にに抱きついてくるルイルに豪炎寺は、胸の奥がきゅっと閉まる感覚にはたと違和感を覚えた。
(………。分かってはいたが、やっぱり俺は…)
その違和感の正体は前から感ずいていた。微かに火照った顔の熱さが証明してるのも。

「…そうか。ありがとう、ルイル」頭なでなで
「ふふふ。豪炎寺くんの手、やっぱり安心する〜」

実らない恋とはいえ、今この時ばかりは彼女と共に過ごそう。
(……。このまま元に戻らなくても、)
ふとそんな事が頭によぎり、すぐ消した。









姫の部屋。
豪炎寺と黄ルイルもいなくなり部屋に残ってるのはエナのみ。
さて、ようやくこれで、気になってるヒトに話ができる。エナは自身の影に視線を落とした。

「もう、誰もいなくなりましたよ。私の影に隠れてるあなたは…誰ですか?」
「……。も〜〜おそ〜いエナぁ。早く遊びたかったのに」
「! ルイル…?」

まさか勇者の影になるとは。だが不思議と闇の力は感じられず、ましてや害ととれる魔力も感じられない。となると。

「4人に別れた際に生まれた影…?」
「そ、あくまで勇者から出てきた存在。闇の力なんてこれっぽっちもないから安心して。……ただ貴女に会いに来たの」エナの頬に触れながら
「!…(ルイルの隠れた心の存在、か。じゃあこのルイルは…)」

やけに距離が近い黒ルイルだが、動じる事もなくエナは考え始めた。それにムッとしてルイルは、エナの両手を優しく取り、「お話しましょ」とゆっくりとベッドへ誘導し2人で腰掛けた。

「私ね、エナ。ヒロト達なんて本当は興味ないの」
「?えっ、そ、そうなのっ?(あ…そういう恋愛要素が濃いルイルなのかな)」
「ええ。私が好きなのは……」

とんっと、エナの肩を軽く押した。
別人といえど本来はあるべきルイルの一部だと、エナは勇者を信頼しきっていた。でもこの状況は…?されるがままにエナはルイルに押し倒されていた。

「エナ。あなたが好きなの」
「る、ルイル、ちょっとまっ、…!」

エナ姫の部屋は、姫自身の命令により近衛兵も誰も近づけない様になっている。姫が黒い勇者に襲われ、美味しく召し上がった事は誰も知らない…。






END.


オマケ!(四コマ的なノリで。オチなし)
もしも別の組み合わせだったら@

黄瑠「ヒロト大好き…!」(本当に好きな為恥ずかしつつ素直になる)
ヒ「俺も好きだよ、ルイル」幸せそうにニッコリ、イチャイチャ
晴「あーあーもー見てらんねぇわアイツら」
風「この組み合わせはキツイ」(外野が)


A
緑瑠「もぐもぐ…」
晴「…?お前口の端、ソースついてんぞ」
緑瑠「!〜〜〜っ、や、やだ、恥ずかし、見ないでよ、晴矢の、おたんこなす…!」
晴「羞恥の塊の癖にやっぱ根はルイルだな。おたんこなすってなんだよ」笑いながらルイルの額ぐりぐり
緑瑠「〜〜っ、さ、触んないでよっ、もうっ」
晴「あははっ顔真っ赤!」
ヒ「晴矢ーあんまり虐めないでよー」



B
赤瑠「ふ、風介…」風介の裾掴みながら
風「?なに?」
赤瑠「手…繋いでほしいな」
風「…。もちろん。…怖くなったの?」
赤瑠「うん…元に戻れるかどうかって。…昔から風介の手って…安心する。ありがとう」ニッコリ
風「ルイルの為なら、ずっと握ってるよ」目を細めて優しく
晴「同朋はやっぱずるい」
ヒ「同意見」



C
ヒ「ルイルー?もう冷えるから中入ろう」
青瑠「…もうちょっとここにいる」星空を眺めながら
ヒ「そう?…じゃあ俺もここに居ていい?」
青瑠「…。勝手にどうぞ。……。、っくしゅん!」
ヒ「ほらやっぱり。上着もってきたから」薄着のルイルの肩に掛ける
青瑠「…。ん…」素直に礼が言えずヒロトの肩にもたれかかる
ヒ「(晴矢とルイルってこんな感じのやり取りなのかなー)」




おわり
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ネタが楽しすぎて一気に書いちゃった!!無駄に長くなっちゃったし…でもほんと、楽しかった…。

書き進めてくうちに、あれ、どんな性格の瑠流だったっけ…?って迷子になってたよwまぁ元はルイルだからいっか!とご都合主義で書ききった:( ;´꒳`;)
リュウジや治、照美とか虎丸だったら、とか展開すれば無限にネタが溢れてくる神ネタ…。そこら辺はSSSにて気が向いた時に書きたいな!
今回も最高のネタをありがとう〜っ!!