不妊治療日記


『自己注射6日目!卵をたくさん作るぞー』
へ「何かありましたらすぐお呼びください、では」審神者部屋から去る


姥「最近やけに眠そうにしてるのは治療のせいなのか?」
へ「ああ。黄体ホルモンの作用でだるさや眠気が起こるらしい」
姥「おう、たい、ほるもん??」
へ「採卵前に排卵を誘発させない為に、黄体ホルモンを入れて仕上がってきている卵胞を留めている状態だ」
姥「…(???)薬の副作用が出てるってことか?」
へ「ああ。自己注射のせいもあるが、そちらの作用の方が大きいだろう」
姥「(…。不妊治療、勉強するか)」




自己注射11日目
『うわーお腹の張りもだるさも眠気もホルモンおかしくなって太ってきてるしそれもショッックだしなんかもー情緒もブレブレだよーーー。でも頑張るーーー未来の子のため頑張るーーー!』
へ「採卵後の体調次第で軽いストレッチからはじめましょう!大丈夫です、主ならできます!そして未来の若、姫の為に!俺も一緒にずっと、主と歩み続けます!」
『は、長谷部〜〜〜〜。ありがとう〜〜〜〜。注射やってくる〜〜〜〜』

一「子に恵まれなかったら3年で離縁される。我々の時代は女性が問題視されていたな。今は、男性側にも問題があると分かる時代、少しでも共に歩んでいける」
薬「医学の進歩は凄まじいな。2205年にもなれば、今大将が抱えてるもんもだいぶ楽になってるだろうが…」
一「まぁ、望まないだろうね」
薬「だよなぁ」




採卵日決定
『卵胞がベストサイズになったので入院日が決まりました!2日後です!』
へ「ようやく決まりましたね。自己注射はもうしないのですか?」
『うん。この状態をキープするために、錠剤を新しくもらったよ。あとは手術日から逆算して打つ点鼻薬も!』
へ「忘れずにタイマーをかけておきましょうね。あと書類もご主人に書いてもらうように」メモメモ
『そうだね!ありがと看護師長谷部』



採卵術おわり
『手術台に運ばれてまんこに針さされて痛かった。それぞれの担当者さんが口早に名乗ってくれたんだけど、手術してくれたいつもの先生しか知らなかった。でも看護師さんみんな優しくてリラックスできた。あれよこれよと体に何かを巻き付けられ、麻酔が注入される痛みもなく、というよりまんこに細い何かが入ってきてチクチクされる方が痛かったんだけどね、あっという間に意識がなくなったよ。酸素吸入もしたよ。手術が終わった後もぼーーっとして気持ち悪かったな。ストレッチャーに運ばれてる時もほぼ意識なかった。その後、夫が面会に来てくれてとっても心強かったなー。最初は会わなくてもよくない?って思ってたけどそんな事なかったや。安心したよ〜。そして今は長谷部とも無事にお話できてるし、穏やかに終わって良かったよ〜〜』
へ「無事に終わって何よりですよ」
『えへへ、長谷部が私の隣にいてくれてる、って思うとほんと心強い。』
へ「主を案じるのは当然のことですよ。おかえりなさい、主。ゆっくり休んでくださいね」



退院日
『卵子が11個採れましたー!!嬉しいー!』
へ「おめでとうございます!多く採れましたね!」
『うん!先生に感謝!なんだけど採れすぎて凍結数も多くなったから金額がバカでかくなっちゃったー!8万ってなんだよー!Switch2買えるわー!』




5日後
本丸
姥「…。で、卵子と精子が受精し受精卵になり細胞分裂を繰り返し、その細胞が融合し、将来赤ん坊になる部分、赤ん坊を保護する胎盤、と別れたものが胚盤胞なのか」(勉強してきた)
へ「そういうことだ。そして明日、その培養結果が出る」
『うわーードキドキすぎる、、、』
長「何か問題があった場合のみ医師から連絡が入るのだろう?それが無かったのだから、良い方に進んでるといいね」
薬「PCOSだからこそ卵子は多く採れたんだ。悪いことだけじゃねぇよ大将」
『み、みんな〜〜〜〜〜。ありがどう〜〜〜』
へ「ではそろそろ病院へ行きましょうか主」
『あ、そうだね。じゃあ皆行ってきまーす!』


受診後
『見て長谷部!これが結果!』
へ「!!グレードAAが5つも!素晴らしいです主!!どの胚盤胞も綺麗です!」
『お、あ、えっと、あんまり実感ないんだけど、すごいことなんだね!』
へ「ええ。良好胚を何個も作れたのは、培養士の技術も素晴らしいですが何より、主と主人が努力なさったから。お二人が尽力なさった最高の結果です」
『そ、そっか…(長谷部、たくさん勉強してたんだな。)うわー後からじわじわきてる。嬉しいな、愛おしいな。本丸のみんなにもいい報告ができて嬉しいな』



数日後
本丸
『7番の胚盤胞を移植する事が決定しました!』
「「おお〜〜」」ぱちぱち
小烏「七か。演技が良いの」
七星「回生。巡り巡る。よい星と出逢えたな」
丙子「ここまで頑張られたのです。貴女方によい結びとなりますよう、祈りますね」
『うん!長寿の三振に激励もらっちゃったし、こりゃご利益あること間違いなし!』




移植当日・本丸
『ただいま〜〜〜』
鶴「おーおかえり。?思ってたよりパッとしない顔してるな」
へ「実感が湧かないそうだ。今は緊張が解けて疲れている」
一「そうですか。お疲れ様です主。さ、限られた時間ですが本丸で疲れを癒して行ってください」
『いちにぃありがとう〜』
「「「主(様)!」」」「「大将!」」
『うわーみんな!お迎えありがとう…!』


一「…?どうかしたのか、毛利?そんなところに隠れて」
毛「!あ、主様には私が居ることは内密で(こそこそ)」
一「…。本当は主が心配で傍にいたいんだろう?」
毛「…はい。ですが、私は以前主様とお話した際に、赤子が生まれたら私がお世話をすると張り切って言ってしまって。その時の主は笑顔でしたが、なかなか子どもが出来なかった主にとって、私の無神経な言動はどう…思われていたかと、考えると…」
一「お互い子どもが好きだから話も大いに盛り上がったんだろうね」
毛「はい!それはもう!」
一「毛利。君が思うその時の主と、今の主は少し違う」
毛「…あ、」
一「もう迷いがないから、君の気持ちも真正面から受け止めてくれるよ。ほら、いっといで」


へ「毛利と最近話をしていない、と主が嘆いていたな」
一「これでよいですかな?近侍殿」
へ「ふ、恩に着る」
一「…。主、上手くいくと、良いですな」







妊娠判定日
『は、はせべ…!妊娠してた!!』
「!!!お、おめでとうございます!!!」
『で、でもまだ流産の可能性は十分にあるから手放しで喜べなくてでもでも嬉しくてあーでも』
「主!!」ガシッ
「ご懐妊、本当に、おめでとうございます…!」
「こなすべき難所はまだ多く、不安かと思われます。ですが、今は心から喜んでいいんです。ここまで頑張ってこられたんですから」
『………う、ううううーー、うれじいよぉーーー妊娠できてほんと良かったーーーありがと長谷部ぇーーー!』