いち兄と


長谷部は遠征中
一「主、今日のおやつは苺ですよ」
『わ!美味しそうだね。持ってきてくれてありがとういち兄。良かったら一緒に食べない?』
一「喜んで」

『もぐもぐ。…うん、いいねぇ苺』
「…。主、もし違っていたら申し訳ないのですが、もしや、苺が苦手では?」
『え?!いち兄は大好きだよ?!』
「えっ、あ。あははっ、いえいえ、私めの事ではなく。苺、ですよ」
『あ、あ〜〜。えっと…。そう、苺、苦手なんだ。最近食べてなかったからいけるかなって思ったけど、どうもこの酸味が。美味しいとは思うんだけど』
「そうだったのですね。すみません…主の好みを把握せず」
『いやいや!何も言ってなかったから!一期一振が苺を持ってくる、なんてうちの本丸でもしてくれて嬉しかったし…全部食べるつもりでいたの』
「そんなご無理を。苦手な物は苦手と、仰ってください。誰も咎めたりは致しませんよ」
『(…兼さんあたりは好き嫌いせず食えねぇのか〜?とか言いそう)ありがとう、いち兄。でもせめてこの食べかけの苺だけは、』
「ぱくっ」
『ってえ?!いち兄それ私の食べかけ!!』
「この不始末は私が。主にはお口直しに新しい茶菓子を早急に御用意しますから」
『だ、大丈夫だよー!というか私が口にしたやつ食べて平気?!サビとかなんか、刀に良くないとか』あわあわ
「もしそうなったとしても、主にされたとならばこの上ない褒美ですな」
『何言ってんのもー!というか厨行くなら私も行くから!一緒におやつ選んでもう1回お茶会しましょ!』
「お待ちを、とお願いしても難しそうですね。あはは。では、一緒に参りましょう」



こっそり見てた弟達
後藤「なぁ、なんかいち兄と大将、距離近くねぇか?」
乱「長谷部さんが居ないとすーぐあるじさんと距離詰めるんだよ」
厚「でも長谷部がいると適正距離?に戻るよな」
薬「大将と2人っきりの時を誰よりも狙ってるぜ、いち兄は」
信濃「ええー…。普段通りにしてるいち兄だと思ったんだけど。大将がそんなに好きなんだね」
薬「(うーん、まぁ、ちと偏った気持ちがあると思うんだがな…。あの苺の食べかけも、大将が苦手だって知ってて出してきたしな)」