普通に和平設定で、メガ様も元気にオプティマスといちゃついてます(なぐりあい)。







トランスフォーマーとの衝撃的交流から、数年がたったがまだ問題は山積みである。
たとえば最近、創造主がどうとか言う宗教にちょっと熱心な賞金稼ぎと手を組んで人造トランスフォーマーを作っていた会社が爆発したとか、その人造トランスフォーマー達をNEST基地で保護しているとか、保護してまた爆発しているとかそんな問題だ。
もっとも人造トランスフォーマー達はある一機を除いて、意外と大人しく賢いのかすぐ他のトランスフォーマー達とうちとけよく言うことを聞いている。
問題の一機が大人しくしてればの話であるのだが…



「さあ、ガルヴァトロン。今日も私と話をしよう?」
「虫けらめ、俺はお前と話をする暇など無い!プライムはどこだ!!」
他のトランスフォーマーと違い、一機だけ別の部屋にいないといけないのはかわいそうと思うが、これも彼のためである。

彼、ガルヴァトロンはメガトロンの一部から生まれた人造トランスフォーマーだ。ガルヴァトロンは生まれた瞬間、オプティマスに襲い掛かり、オプティマスの右ストレートを食らって、オプティマスを敵と認識したのか、異常なほどの破壊衝動と、猜疑心でに溢れるちょっと困ったちゃんになってしまったのだ。
私、巴は軍の精神科医のため、急遽彼のカウンセラーとして選ばれたのだが、機械生命体の心理構造なんて分かるわけがない、そもそも生後1ヶ月もたっていないのだから、親と呼べるべきメガトロンが指導してやれば良いのに、

「生んだ覚えもない奴を世話する義理はない。あと、あんな大きな雛は無理だ」
薄情ものが!雛なんて一体も二体も一緒だろうが!というオプティマスの怒声が耳に残る。
この発言で雛の母親はメガトロン説が飛び交うのだが、それは置いておく。今はこの大きな患者をどうにか一般社会に出させるほどに安定させるのが私の仕事だ。
鎮静剤は軍医ラチェットが定期的に打ってくれるので今は比較的理性的に穏やかなである、この時になんとかオプティマスへの憎しみを、なにか別のことに向けなければいけない、
ここ数週間行われたカウンセリングだが、最近になってやっと効果が見えてきたようで私は嬉しい。やっと私のことを認識してくれたのだ。



「ちゃんと私、巴がここにいることを認識してくれたんだね。あとオプティマスは君の兄弟と一緒に演習しているよ」
「なぜ他の兄弟達と俺を離れ離れにするんだ!俺を自由にしろっ!!」
「(離れ離れって可愛いな)…君がもう少し落ち着いたら、一緒にお散歩できるよ。さあ、また社会性について学ぼうね」
私より数メートル離れたフレンジーが落ち着いた環境音を流してくれた、一応ガルヴァトロンには動きを麻痺させる効果もある鎮静剤を打っているし、逃走用にバリケードも用意しているので安全は確保してある。だが、やはり自分より数メートル大きい金属生命体(強面)がどなると身がすくむ。
今まで何人もの暴力的な患者を相手にしたが、今以上に命の危険はなかった。きっと本気になったら自分はイチゴジャムみたいになるんだろうな、どこかのんきな考えを浮かべながら、白いカルテに今のガルヴァトロンの言動と症状を記載する。
まだ会話のキャッチボールができるのだから進歩はあると言い聞かせるしかない。


「心を楽にして…肩の力を抜いて?ゆっくりと思ったことを口にしてごらん」
「俺を虹色にしろおお!!」
「がんばれば、君できるよ」
発生回路のバグなのか、自由にしろが、虹色にしろと聞こえた。ここまで来てちょっと荒っぽいなと思っていると、後ろで待機したバリケードが私の体をつかむと、乱暴に車内に押し込んで緊急発進した。
う〜ん、やはり今日も会話が長続きしない。いつのまにか車内に乗っていたフレンジーに今日のカルテを渡して今後の作戦を練る、
「モウ、オ薬ノ力ニ頼ロウゼ」と言うが、私はできるだけ薬物依存のリスクを避けたいのだ、患者が社会復帰しやすくする。それが私のポリシーである。


「う〜ん。だってちゃんと受け答えできるし、ちょっと荒っぽいだけだよ。今まで相手した患者の中ではかなりまともな方だよ彼」
「おまえ、どんだけキチガイと格闘したんだよ」
命令とは入れこんな危ない仕事の補佐をしてくれて本当に助かるし、感謝しているが患者をキチガイと言ってはいけないよバリケード、
彼はまだ、わけのわからない妄言を吐かないし、突然泣き出したりしないし、なにより自殺しない。
精神科医が患者に死なれること以上につらいことなんてないんだよ。










はい、クモの巣惑星パロしたかっただけです。