「俺は絶対に反対だぞ!こんな女を仲間にするなんてな!!」
歩く誤射兵器こと、カノンが無理やり仲間になってきたことに反対しているのだ。
まだクロスヘアーズが傭兵だった頃、同じ傭兵としてカノンと何度も戦場で戦ったが、手榴弾を投げて、仲間事爆発させるわ、銃を撃てば、自分たちごと撃ってくるわと、カノンは残念すぎる傭兵である。本人曰く、ちゃんと敵だけ狙っていると言うのだが命中率が悪すぎて、説得力のかけらもなかった。
カノンと組むことが昔多かったあまり、目をつぶって冷静に考えろと言う言葉も、目をつぶって今までのトラウマを思い出せと言う言葉に変わるほど、クロスヘアーズにとって因縁深い戦友である。
「こいつは昔!俺のマイビックサンに誤射してきたんだぞ!この糞誤射ビッチが!!」
「マイリトルサンの間違いじゃないか?」
「うるせぇぞ!薬中が!」
元薬中だ!と声と共にドリフトと乱闘し始めたクロスヘアーズだったが、司令官の愛の鉄拳によってすぐ中止となった。
これから、船内に囚われていたダイナボット達を解放して、ガルヴァトロンとロックダウンの野望を打ち砕こうと言うのに、どうも緊張感のかけらもない、締まりのない雰囲気である。
問題のカノンだが、これだけ暴言の嵐を受けていると言うのに「そんなことより早くドンパチしよ!」と愛用のブラスター銃を手に持って、目を輝かし、今か今かと戦闘への期待を膨らましている。
「う、うん。君は剣は使えるか?近接戦闘も重要だぞ」
「はい!カノンは大丈夫です!司令官!!」
まったく解答にならない。船内にいた時から情けない泣き言を聞いて情が移ったのか、オプティマスはどうも邪険にできなかった。
ダイナボット達を仲間にし、一気に敵を殲滅できる戦力にすれば、彼女の活躍も少なくてすむだろうと考えるが、
この後、そんな甘い考えを捨てればよかったとオプティマス・プライムは深く後悔することになるのだが、今は置いておく、
今は、野獣の本能が強い騎士たちダイナボットたちを拳と剣で説得し、誇りを取り戻さなくてはならないのだった。
「うわ〜おっきなとげとげちゃん」
「おまえ本当に空気が読めないんだな」
騎士の姿から、恐竜の姿に変形したダイナボット達を見てのんきそうにつぶやく。
頼むから、ダイナボットたちには当てるな。頼むから皆の股間には当てるんじゃない、ロックダウンには全弾命中して良いから、
誤射だけは少なくしろと口を酸っぱくなるほどカノンに低い声で何度も忠告するが、
もしかしたら、初めから味方に命中させる気で撃てと言えば良いんじゃないかと戦闘終了後クロスヘアーズは悩み続けることになる。
「あーっ!!あいつとげとげの立派なとげとげ撃ちやがった!!」
誤射兵今度は、とげとげちゃんのご立派様を撃つの巻。
ちなみにドリフトが元薬中なのはアメコミネタの引用なので、実写では元薬中なのかは不明です。
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