なんかみんな生き返った。
創造主ぶっ潰してくるって言ったプライムが、墜落して、同盟者で、逃亡中であったサムと呼ばれる人間の所に墜ちたらしい、
その衝撃で、プライムの中にあるマトリクスと、サムの中に眠るオールスパークが何か不思議な現象を起こして、そのショックで今まで死んだトランスフォーマー全員生き返ったらしい。



「不思議なことってあるんだねヘアリー」
「うるせぇ、お前は黙って射撃の腕上げろ」
そんないろいろあって私はオートボットに入った。いや入らされた。
お前のような危険な傭兵を見逃せないと言う理由でだ。射撃の腕が下手くそとはひどい、ただロックダウンと、クロスヘアーズ、スコーン、プライムの股間に当たっただけなのに、
たったそれだけで、再び再結成されたNESTと言う組織で不名誉ながら、射撃訓練を受けさせられているのだ。


「なんて侮辱。私は長年この戦いを生き抜いてきた歴戦の勇者よ!」
「どこの世界に人のマイサンをぶち抜く勇者がいるんだよ!!司令官の大切なマトリクスがほわああしておいて!!」
「ちゃ、ちゃんと謝ったもの」
スコーンは今まで上げたことがない悲鳴を、再び股間部に被弾したロックダウンはそのままオプティマスのアッパーカットを食らって倒されると言う不名誉な倒され方を、
そして、オプティマスはこれは祝砲だ!とカノンが天高くに撃ったはずの弾に当たって大事な股間部が…
機械生命体であっても、男の象徴がある。その象徴にダイレクトアタックするものだから、見る者も痛くなる。実際当たってないハウンド、ドリフト、人間の男性諸君は痛さを共感したのか、
しばらくの間、股間を守るように手で押さえていた。


「こうなったら、ドリフトに剣術でも習えよ。銃がダメなら剣でも」
「…そうね!最強の私には剣術だって最強でなくってわ!!」
「犯すぞブス」

そうと決まれば、いざ鎌倉。ドリフトが一人で剣を手入れしていると言う倉庫へと、二体は剣術を習うために訪れた。
大きな、薄暗い倉庫である。突然の訪問者を見てドリフトは眉をひそめて、露骨に嫌そうな顔をした、
3回も男の象徴を誤射する女カノンがいるからである。当たり前と言えば当たり前だが。


「私に酷いことをしに来たのか?エロデータのように、エロデータのように!」
「どこで覚えたんだよ…」
「インターネットだ」
まさか堅物のサムライトランスフォーマーが「私に酷いことするんでしょ!?エロ同人みたいに!」と言ってくるとは思いもしないだろう、
分かっているが、相当機嫌が悪い。何せ尊敬する先生のマトリクスを打ち抜いた犯人がいるのだ、しかも気の抜けた顔で、
いつ、自分も被害に合うのか分からない。近頃では復活したトランスフォーマー含めて、ハウンドさえ演習相手を逃げる始末である。


「ちがうよ、ドリフトに剣術教わりにきたの!」
「私にか?"すばらしい"銃の腕前を持つ貴様がか?」
「うふふ、そんな褒めなくても」
くねくねと体を動かして、恥ずかしそうに照れてるカノン、明らかにお世辞と嫌味であるドリフトのセリフにここまで鈍感とは、これでよく生きてこれたとクロスヘアーズは思う。
傭兵の世界は下手をすればディセプティコンより過酷で冷たい世界だ、気のいい奴と思った相棒が、あっさり裏切り、自分を殺しにやってくる、
どうやってここまでお気楽に過ごせるのだろうか?それともこの締まりのない顔の下に何か秘めた思いがあるのだろうか?


「なあ、カノン…」
「じゃあ、剣術の訓練始めね!よろしくお願いします!」
「やっぱりなんも考えてねぇな」
クロスヘアーズが考え込んでいる間に、どうやらカノンに剣術を教える方向になったようだ、
何か、すごいやる気がないテンション下がったドリフトだったが、剣を模した鉄の棒をカノンの足元に投げると、
こちらも剣を模した鉄の棒を手に持って、構えた。


「さあ、構えよ。実剣はまだお前には危険だ、故にこの模擬刀で教えるぞ」
「はい!先生!!」
「……」
先生と呼ばれて、少しテンションが上がったのか、嬉しいのやら、ドリフトは厳つい表情を少し緩めた。
もしかしたら、無意識に相手にとって喜ぶことを言えることがあいつの処世術なのかもしれない、そう嫌な予感を感じながらクロスヘアーズは静かに二人を見守る。
さすがに、銃よりはコントロールできるだろう…


「ぐわあああっ!?」
「あーーーっ!?てめぇ!なんで当てるんだよ!!ドリフトの大事な宝刀が!!」
「く、くそぅこのアマぁっ!!ぶ、ぶち犯してやる!!」
この後、カノンはテンションが、ディセップ状態に戻ったドリフトと数時間基地で、鬼ごっこをした。








今度は、ドリフト君。
皆生き返ってハッピーエンドになれば良いと言う、投げっぱなしな話です。