※クロックから母乳が出ています、夢主が幼児退行してます。
いろいろな概念捨てて呼んでください。
「ふふ、どうしたんですかクロック。あなたが呆けていては部隊の士気に関わりますよ」
知的そうな赤い光り輝くオプティックだった、美しい言葉使いだった、いつもブレインを回転させ、部隊の参謀格だった、そこらにいる粗暴な女とは違う、有能で知的な女だった……
それが、今ではこれだ。
「クロック〜〜カノン、お腹空いたの〜〜」
締まりのない口、とろりと蕩けた赤いオプティック、間延びした頭悪そうな言葉の羅列、
慢性的エネルギー不足がそうしたのか、
それともモラル崩壊が彼女をそうさせたのか、あんなにキリっと光り輝く鉱物のように気高いカノンは、今は自分が何を言っているのか、わからないぐらい空腹と知性低下に襲われている。
クロックはそんな彼女を見ると、胸が締め付けられると同時に、たった一人の同僚を失いたくないと、どうしても見捨てられることはできなかった。
幼児のように甘えるカノンは、ぺたぺたとクロックの機体を触り、まさぐる。
そして胸部の装甲ハッチを見つけると、器用に装甲を解除させ、クロックのプロトフォーム胸部をあらわにさせた、
胸部にはプラグのような突起物が二つ存在している、可笑しなことに普通は液漏れなど起こさないその左右のプラグは、つやつやと内部エネルゴンが染み出して光り輝いていた、
その異常なプラグに、カノンはためらいもなく口に含み、吸い始める。
「んっ、ぢゅ、んぐぅ……」
「もっと、落ち着いて飲め。今の時間は誰もいない」
そう、クロックはいつまでたっても死体漁りが苦手な同僚への哀れみからか、左右のプラグから母乳が出るようになったのだ。
まるで、乳飲み子に授乳する母親のように、クロックは何も咎めずに、ただ両腕でしっかりとカノンを抱きとめ、飲みやすいように体を屈めて乳を吸わせた。
時折急いで飲もうとして、むせれば、優しくとんとんと叩いて、落ち着かせてやる、本物の赤子のように一日に十数回も授乳は必要としないが、
それでも、他の仲間に見つからないように飲ませてやるのはクロックに少し負担を強いた。
だが、退行したといえ、元同僚をどうして見捨てられるか。前のように知的で気高い彼女にはもう二度と会えない気がする、こんなことやっていたらもう絶対に以前と同じ関係には戻れないだろう、
それでも、クロックには彼女は唯一の救いだった。薄れゆくモラルと理性の中で、彼女は元部隊のことを思い出せる唯一の象徴なのだ。
「眠いのか?船に戻ろう」
「……クロック……すまない、私はあなたが……」
「言わなくていい……言わないでくれ………」
それ以上言えば、さすがに辛くなるからと心で伝えた。
授乳が終わると、カノンは時折正気に戻る。クロックはこの瞬間が嬉しいと共に、とても悲しくてしかたなかった。
どんどん心が締め付けられるようで、惨めになるようでたまらないからだ。
ただ、クロックさん夢書きたかっただけなんです。
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