2年生時に隣の組の男にしつこく連絡先聞かれ怖くてちょっと泣きそうになってたところを影浦くんに助けられてから恋に落ちちゃった夢主ちゃん。3年でも同じクラスになれて嬉しくて思わず同じクラスだねって影浦くんに話しかけちゃうし、席替えで隣になったらずっとニコニコしちゃう
影浦くんも、小さくてぶつかれば飛んでいきそうな夢主ちゃんに懐かれて、朝挨拶返しただけなのに、嬉しい!幸せ!好き!って感情が刺さって慣れない刺激にちょっとの怖さと嬉しさが芽生えちゃうね。
最近はちょっと会話交わしただけで周りからの良かったなって感情が刺さってうるさいけど。
でも話できるのは嫌じゃないから、話しかけられると「ん」って聞くし、声が聞き取れないときはちょっとだけ夢主ちゃんのほうに身を傾けて聞き返す。そんな影浦くんの優しさに嬉しそうにする夢主にまたちょっとだけくすぐったくなる。
流れで一緒に校門まで帰ることになったふたり、夢主ちゃんが嬉しそうに影浦くんを見上げて話しかけてくるから「前見ねぇと危ねぇぞ」って声かけると「あ、うんっ 」って前向くからその隙に上から横顔眺めたりしちゃう。急に夢主ちゃんの表情が変わったことに気づいた影浦くんが視線の先を見ると前に夢主ちゃんに連絡先をしつこく聞いてた男がいて、
もう一度夢主ちゃんをチラッと見ると目を合わせないように縮こまってるから思わず肩を抱いちゃう。
びくって肩が跳ねたのが腕に伝わるけどそのあと影浦くんのほうに身を寄せるからそのまま男を威嚇しながら通り過ぎる。
もう姿が見えなくなったところで腕を退けようと夢主ちゃんを見ると今までに見たことがないほど真っ赤になってて釣られて影浦くんもリンゴみたいに赤くなっちゃう。
ゆっくり腕を退けてもう大丈夫だろってちょっとだけいつもよりぶっきらぼうに言っちゃうけど夢主ちゃんが嬉しそうにありがとうって言うから、そこで、あ、俺こいつのことすきだって自覚する影浦くん。

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青とプランタン