三輪くんの幼馴染、三輪くんが告白されたって聞いても可愛かった?付き合うの?って笑顔で聞いてくるからちょっとむっとして「俺に彼女が出来たら俺の部屋にも入れないし遊ぶのも無理だぞ」って言っちゃう。夢主ちゃんちょっとポカンとしたあと、じわじわと目が潤み出すから三輪くんびっくりして冗談だって言いかけて手を握られる。
「やだぁ…しゅうちゃんと遊べなくなるのもこの部屋でふたりで過ごせないのも……やだよぉ」ってついにはボロボロ泣き出すから言葉に詰まる。
「しゅうちゃん、ずっと私のそばに居てよ…」
ぎゅうって縋るような手を思わず握り返す。
「俺は誰とも付き合わないし、お前が望むならずっとそばに居る。」
きっと、そばにいてほしいのは自分のことを好きだからだと三輪くんは気づいてるけど、夢主ちゃんがまだ自分の気持ちに気づいてないなら夢主ちゃんのペースでその気持ちに気づけばいいと思ってるし、
もしこのまま恋に気づかなくてもそばにいるつもりの三輪くんと、美味しいものを食べたときに三輪くんを思い浮かべるのも寝る前に今日見たテレビの話したいなって考えるのも、特別な人だからだよってみかみかに教えてもらってやっと自分の気持ちに気づく夢主ちゃん。

戻る

青とプランタン