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「とりあえず、夢花の体質に関しては理解できたけど、これからどう相手に戦っていくかだよね…。チカラを連発するってのも手かもしれないけど、それだと自分たちの負担がきつくなっちゃうし、だからと言って丸腰で挑むのもね…。」
『そこは、3人で協力してチカラを使ってみたら?例えば、実花さんがある程度予知のチカラを使っておけば、2人も楽になるでしょ?で、花楓も夢花もあらかじめ魔法陣とか紙に魔法書いて準備しておくの。1日に何個とかで。そしたら負担なく準備できるでしょ?』
「おお!カミサマナイス提案!」
「そしたら、私はできるだけ早めに予知して、紙に書きだしておきます。けど、予知した内容を誰かに見られると大変なので、花楓さんか夢花さんにこの紙に決められた人以外が見れないようにしていただけますか?」
「そしたら私がやるわ。夢花だと特別な紙になるから、実花さんが書くのが難しくなっちゃうから。」
「そしたらお願いしますね。」
こんな風に、相手への対策をゆっくりとかもしれないが立てていた。
しかし、時間、運命というものはゆっくりとでも回っている。彼女たちが対策を立てているころ相手の方もまた人を送り込もうとしていたからだ。