「な゛ぁぁぁみ゛ぃぃぃぐんんんん!」
「っだぁ!耳元でくっついて叫ぶんじゃねえ!ハンター追ってくるだろ!」
「ゆゆゆゆゆゆうれいがぁぁぁあああ」
「そりゃ廃病院内で逃げ回ってんだからいるだろうな。俺に捕まってたら見えなくなるんだろ、ちゃんとくっついてろよ」
「離れない゛い゛い゛い゛い゛」
「うるせえよ!げっ、ホラ!ハンター追ってきたじゃねえかよ!」
「い゛やぁぁあああなみくん走るの早いいいいい」
「あっ、バカ離れんな!」

ーーー宮古いろは 確保ーーー

「な゛み゛ぐんんんんん!」

「男子高校生が号泣しながらドナドナされてった…」
「まだゲーム開始して五分しか経ってねえのに」
「たしか…牢獄は霊安室に置かれてるんだっけ」
「…絶対幽霊いるよな」
「まだいろは以外に捕まった奴なんかいねえし」
「そもそも設定とかじゃなくて本物の廃病院が舞台だもんな」
「俺は別に見えねえし、怖くねえけど…」
「いろはは…四六時中見えるんだもんな…こんだけ昼で明るくても関係ねえんだよな」
「今頃牢獄で俺の名前呼んで泣きわめいてんだろな」
「ったく…怖いの我慢するから賞金ゲットして二人で遠いところ遊びに行こうっつったのはいろはなのに」
「ものの五分も我慢できてねえじゃねえか」
「あっ、ハンター」
「……あー、くそっ」


ーーー藤崎七生 確保ーーー

「な゛み゛ぐんんんんん!」
「っだぁ!うるせえ!」




BANGUMIHYO ni modoru