「…結仁、ずっとくっつかれたら薬、取りに行けない」
「…うん、ごめ、でも、あとちょっと。五分だけでいいからこのまま」
「朝寝坊するんじゃないんだから。…はやく取りに行かないと結仁が辛くなるだけだぞ?」
「…じゃあ、もっとみかどから、力強くぎゅうして、ちゅうもしてくれたら、行っていいよ」
「まったくおまえは…。ヒートの熱にあてられるのはアルファもなの、ちゃんと分かってる?俺にも我慢の上限があるんだぞ」
「…してくれないなら、もうきらい」
「こら、きらい言うな」
「じゃあして」
「ふっ、ったく、しょうがないお姫様だなホント」


「………どうせやるんだったら、もっと早くして欲しかったんだけれど」
「わがままめ」
「…すぐに素直にしてくれなかったから、ペナルティーであとちゅう10回」
「あのな…はぁ、もういい。仮眠室いくぞ」
「あれ、薬は?」
「…ちょっと嬉しそうに聞くな。お望み通り直接ヒート鎮めてやる」
「ふふ、俺はなんにも言ってないじゃない。みかどがシたいんでしょ、付き合ってあげる」
「お姫様の面かぶったとんでもない小悪魔だな」
「その俺が好きなくせに…はやく、いっぱいして」
「了解、女王様」


薬配達失敗√end




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