「皆さんおはようございます。おはパラのお時間です。司会は暴君上司のせいで苦労しているマツナガナグサが務めさせていただきます」
「おはようございます。暴君部下に全治八週の怪我を負わされたミサカ・ベックフォードが補助を務めます」
「さて、今日の特集はランキングです」
「パラパラキャラクターたちを様々なランキングで順位付けしてみました。それでは“身長が低いランキング”から発表です。じゃあナグサくん、紹介して」
「はい。第三位はうちの息子が魔王になりましたサフランで、156センチです」
「彼は魔族で四百年ほど生きているそうで、大体人間に換算すると二十七歳くらいです」
「十年後設定のミサカさんやシノさん、うちの上司と同い年ですね」
「だいぶ小さめだね。学生設定の俺やカーライルよりも小さい」
「これからあと二人まだ小さい人が出てきますよ。魔族さんたちは基本みなさん大きいようですが、彼は例外だったようですね。では続いて第二位をミサカさん、お願いします」
「第二位は魔法学園シノ・バルバーニで、152センチです」
「ちなみにシノさんのこの身長は学生の時点なんですけど、十年後も対して伸びてません」
「本人はずっと160センチあるって言い張ってるよ」
「いやあ…これは無理があるでしょう…四捨五入しても…」
「ちなみにナグサくんは何センチなの?」
「僕は169センチです」
「おー、まあまああるね」
「ミサカさんは180センチですっけ」
「そうだよ」
「1センチでいいのでください」
「俺が179センチになっちゃうから、そのお願いは聞けないなあ」
「…では、堂々の第一位の発表です」
「ちょっと、不貞腐れて進めないでよ」
「一位は飢餓みはるで139センチです。
飢餓は一話ごとにみはるくんの年齢が変わっていってますので、この身長は十二歳のときのものですね」
「14歳の時には150センチまで成長してるね。二年で10センチ以上伸びたのか」
「ショタコン先生はその成長を見たくなかったようですね」
「駄目な大人だなあ。一位のキャラクターからはコメントがあるんだっけ?」
「はい、十二歳みはるくんに来てもらいました。じゃあみはるくん、一言どうぞ」
「は、はじめましてっ。みはるといいます。一番になれてうれしいです。これからいっぱいみるくを飲んで、おっきくなりたいですっ」
「上手に挨拶できて偉いね。さて、汚れた大人たちはこれをどう読むのか」
「ミサカさんそんな言い方やめてください。みはるくんは純粋な小学生なので、そんな意味ではもちろん言ってないですけどね。では次のランキングは“身長が高いランキング”です。小さい一番を決めたので大きい一番もついでに決めちゃいます」
「このランキングは一気に発表します。

第三位 魔法学園 ソー・カーライル 184センチ
第二位 うちの息子が魔王になりました ロマネ 194センチ
第一位 うちの息子が魔王になりました バロック 203センチ」
「上位二位を魔族が独占ですね。人間の中ではうちの少将が一位だと思っていいですか」
「なんだかんだ言ってナグサくんもカーライルが好きなんだね」
「いえ、僕は事実を言ったまでです。魔法学園からはさっきのランキング含めて二名がランキング入りした訳ですがミサカさん」
「元々サイト全体のキャラクターの数も少ないし、そんなものじゃないの」
「え、もしかしてうちの少将に身長で負けて拗ねてます?ちなみに少将とシノさんの身長差は32センチでカップルのぎゅっとしやすい身長差と言われているんですよ」
「へえ」
「明らかに不機嫌になるのやめてもらっていいですか」
「カーライルの話はもういいよ。魔族の二人の話をしよう」
「…仕方のない人ですね。…さて、魔族のお二人はほぼ二メートル…。大きいですね」
「さっきも言ってた通り魔族は大きい種族だからね。ロマネはスラッとしたモデル体型、バロックはガチムチの筋肉達磨みたいな体型で“大きい”にも種類はあるようだけど」
「バロックさんとサフランさんは約50センチ差…」
「もう大人と子どもだね。年齢的には四百歳とゼロ歳で正反対だけど」
「バロックさん召喚されたばかりですもんね。では、一位になったコメントをバロックさんお願いします」
「強いものが誰より優れているのは当然だろう」
「さすが魔王」
「では、時間がやってまいりましたので今日のおはパラはここまでです。明日は“なぜ平凡は美形を引きつけてやまないのか”というテーマで夜まで徹底生討論いたします」
「それじゃあ、元気に行ってらっしゃい」




BANGUMIHYO ni modoru