馴れ初め




──やはりカイザー選手から声をかけたんですか?

「そうだ。何回も振られた」

──えっ意外ですね。

「付き合うのも大変だった」

 ︙

「罰ゲーム?」
「怪し過ぎる。人好きにならなそうだし」
「好きになっちまったんだからしょうがねえだろ、諦めて付き合え」

「浮気しそう」
「しない」

「過激ファンに夜道で刺されそう」
「心配なら四六時中一緒にいろ」

「俺は鈴を絶対に諦めない」
「早く観念しろ」

 ︙

──強引なスタートだったと。

「結果が同じなら取る手段の差は些末なものだ、そうだろう?」

──そうですね。ブルーロックを通じて親しくなったと伺っていますが。

「ああ、一筋縄ではいかなかったからこそ燃えた」

 ︙

「お前がドイツ棟のマネージャー?俺はミヒャエル・カイザー、このブルーロックを踏み台に成り上がる男だ」
「そうですか。なるほど。では早速はじめていきたいと思います」
「ちょっとあなた!カイザーに対する不敬罪ですよ!!」
「そんなことありません。ドイツ棟、バスタードミュンヘンに栄光あれ」
(面倒くさいとこに当たっちゃったかな……)


「潔選手最近調子いいですね〜」
「氷織選手キレッキレですね〜」

「日本人選手ばかり評価しすぎじゃあないか?」
「……?彼らはまだ普通の高校生ですので」
 皆さんのようなプロの選手に声かけなんて恐れ多いですよ〜
「俺は気にしない。気軽に声をかけてくれて構わない」
「了解で〜す」(かけない)

「黒名選手、水分補給お忘れなく〜」
「國神選手そろそろ運動負荷上げた方がよさそうですね」

「俺は?」
「……いい調子かと」
「そうか、これからもちゃんと見ていてくれ」

 ︙

──カイザー選手がベタ惚れだったんですね。

「そうだな。俺をこんなにした責任を取ってもらっているところだ」

(そろそろお時間ですので)

──ありがとうございました。今度はぜひお二人で。

「ああ、近いうちにな」


【ミヒャエル・カイザー 熱愛の真相を語る】

「この記事はなんですか?」
「なんだろうな?」







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