ライカ


@兄に関してはしばらく触れる予定は無いのですが、兄と妹の共通点は顔立ちと立ち振る舞いと特定の人物の呼び方です。母の治療の関係で妹は幼少期に父方の祖父母の家で暮らしていたため、兄とは違って佐野家の面々と幼馴染みだという設定があります

あだ名の法則(法則?)も一緒ですね

AキャプションのSSまで読んでようやく形が何となく分かってくるカルテットになっています。色んな意味で地獄の四角関係

B本当は「オレのナナ」という台詞を入れるはずだったんですが、それをぶち込んだ後に後半の展開に持っていくのはちょっとあんまりだなと思ったのでやめました。この続きで「オレのナナ」はどこかしらで出てきます

C後半のイザナがマイルドな病み方だったのと原作よりかは精神状態がまともに見えて真一郎に向き合いたいという姿勢もずっと見せていたのは、ナナが家族ではない人間として交流を続けていたのと、自分より精神がクラッシュされた人間を見た時に一緒に狂わずに支える方に動いたが故のことです

Dナナはここから「お前だけは殺すからな!!!(自宅から包丁持ち出して絶叫)」の自分の殺意に振り回される人間になります。可哀想だけど仕方ないね

E菜々帆・・・真ちゃんが好き(恋愛)
真一郎・・・ナナが好き(恋愛)
万次郎・・・ナナが好き(恋愛)
イザナ・・・真一郎が好き(親愛)、菜々帆は菜々帆(親愛????)

F菜々帆は精神ぶっ壊れメンヘラ女なので自分が人を本気で殺そうとすることに対しては罪悪感や嫌悪感を一切感じないんですが、なんだかんだ真一郎を投影している万次郎がとんでもないことや理想から逸れたことをするとブチ切れ発狂モードに突入するので今週号の万次郎にもある種の殺意を抱くことでしょう

三天抗争時の菜々帆にとって万次郎は「兄(自分にとっては好きだった人)を殺した人間を許すとか言い出したくせに欠片も許していなくて言動がめちゃくちゃだし、一人で勝手に突っ走って潰れるしで意味が分からない幼馴染み」であり、「私を見る目が真ちゃんに似ていて辛くなるから会いたくない男」です

ライカはこのままだと関東事変終了後に菜々帆のメンタルに限界が来て東京から強制脱出(ハッピー)エンドになるんですが、三天抗争の場にたまたま遭遇しタケミチを殴る万次郎をハンドバッグでぶん殴って「お前!!」と絶叫する菜々帆とそれを必死で止めるイザナが見たくないかと言われたら見たいので……

菜々帆的には自分もしくは真一郎の遺族が事件加害者に関して殺意を抱いたり直接殺害したりすることに関してはある意味で筋が通っていておかしくないことなんですが、直接大切な人を害していたり今後害する予定のある人間以外を殺すことは地雷中の地雷です

G今書いてる話、「好きな女が大切な兄と結婚して義姉になる未来がほぼ確定してて辛い😭 オレじゃダメなの😭」→「兄が幼馴染みに殺されて好きな女の頭おかしくなったけどまだ好き😭 でもオレと付き合う事は死んでもないって😭」→「好きな女と義理の兄が結婚して義姉になった」の強制義姉ルートだからね

絶対報われない強制義姉ルート(但しその義姉は自分に初恋の人(死んだ兄)を投影し続けているものとする)、最高すぎるでしょ 絶対に幸せになんてしてやらないからな 己の癖に素直に生きていかなきゃ 「望まない形で家族になる」を回収しなきゃいけないのでね笑笑笑

Hこれはメモ代わりにここでするライカの話なんですけど、菜々帆は荒事は好きでもないので喧嘩を自分から吹っ掛けたりはしませんが平均以上には強いです。基本兄と同じく足技メイン。とは言え「勝ちたい」ではなく「殺したい」という気持ちばかりなので、武器を持ち出して確実に殺そうとします

I全然菜々帆が暴走してないんですけど、ここからですからね

もっと菜々帆を暴走させたいし頭おかしくさせたいのに書いていると想像の百倍ぐらいイザナが菜々帆に優しくするせいで全然菜々帆が正気を保ってる……

J黒川イザナと今牛菜々帆と明司千壽は三人でつるんでるとギャルサー感があるんだけど、イザナと菜々帆だと男女の仲に見えるし、菜々帆と千壽だとめちゃくちゃ距離の近い友人だし、イザナと千壽だと振り回される兄とわがままな妹に見えなくもないしで組み合わせによって見え方が違うんだよね〜っていう話

兄たちとはまた違ったつるみ方をしてるので、女子組の買い物に付き合わされたり休日に鍋を囲んだり学校終わりに待ち合わせてクレープを食べてたりもするんだけど、そこに本編でガッツリ触れる予定は欠けらも無い