「へー!ミナモシティから!」

「ミナモシティ?」

「北西にある海辺の街だよ」

「行ってみたいなー、オレさ、ジョウトから引っ越してきたからまだ知らないことが多いんだ」

ユウキとハルカと3人でゆっくり歩いてコトキタウンへ向かう。
ミズゴロウやキモリ、アチャモは私たちの足下をちょろちょろしながらじゃれていた。
主にアチャモがはしゃいでいるような気が……
研究所でアチャモの入ったボールをもらった時、やけにカタカタ揺れていたのはこの2匹に会いたかったからなのだろうか。
それくらいしか思いつかない。

「私たちのポケモンは回復したけど疲れてるからジゼルちゃんとのバトルはまたね!」

「うん」

「そうだな。楽しみだなあ、ジゼルとバトルするの!」

ユウキが楽しそうに笑って私を見る。
その笑顔がとても輝いて眩しくって、素敵だ。
ハルカも優しく笑って頷いた。
足下のアチャモは任せとけと言うように胸を張る。
トレーナーとはバトルしたことがない、から。
少し楽しみな気持ちもあるかもしれない。
そんな私の気持ちを察したかのように、ルルのボールが揺れた。
うん、はじめてのことばかりだから、楽しみなんだ。

「ジゼルさ、ボール2つあるけどアチャモの他にも持ってるの?」

「うん、小さな頃から一緒にいる子がいてね、」

「すごい!ね、ね、研究所についたら紹介して!」

私、ジゼルのこともっと知りたいな!
ハルカがそう言って私に笑いかける。
あまりそうやって言ってもらったことがなくて、ちょっと恥ずかしくて顔が熱くなるのを感じた。
いいよ、と言った言葉はハルカに聞こえていたかな?

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