「ジゼルさん、ポケモンたちの回復終わりましたよ」
ポケモンセンターのカウンターで4つのモンスターボールを受け取る。
なんだかんだ、もう日も暮れる時間だ。
「ジョーイさん、やけど状態ってなんですか?」
ルルやヒエン、レインの確認をしてからキノココのボール片手にジョーイさんに問いかけた。
ジョーイさんは優しくにっこり笑う。
「やけど状態はね、その状態になると物理攻撃の能力が下がってしまうの。それとバトルせずにボールの中に入ればダメージはそこまで酷くないけれど、バトルが長引いてしまうとやけどのダメージが蓄積されてしまうわ」
「どくとは違う……」
「そう。もし時間があるのならこの街のトレーナーズスクールに行ってみたらどうかしら?他の異常状態やタイプも教えてくれるわよ」
なるほど……
とりあえず今教えてもらったやけど状態のことはメモしておこう。
ジョーイさんにお礼を言って、ロビーのソファーに腰かけた。
メモを取り出して、ジョーイさんに教えてもらったことを書き、ついでに各状態が書けるようにスペースを作っておく。
わかっておかないと、この先大変になってしまう。
ミナモシティに帰るまでの道のり長いから、準備万端にしておかないと……
それと、この街のジムリーダーにも挑戦しなきゃ。
バッジがないと帰れない、なんて無茶なことをさせるのか。
ルルといる年数は長くても、バトルをしたのはほんとにここ最近が初めてなのに。
「……って、弱音を吐いても変わらないか」
今日中にトレーナーズスクールに行って、異常状態について勉強してこよう。
そうなった場合にどんな道具やきのみが必要なのか、ポケモンの技で治せるのか。
ああそうだ、タイプも聞いてみようかな。
なんでルルとレインは虫タイプが苦手なんだろ。
……知らないことが多すぎて滅入っちゃう。
今まで自分の部屋から出なかったツケでも回ってきてしまったのかな。
はあ、と大きく溜め息を吐くとカタカタと腰のボールが揺れた。
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