「ここでホットケーキミックスにマヨネーズを入れる」
「待って待って綺羅姉!それ本気!?ねえってば!」
「姉ちゃんを信じなさい。マヨネーズ入れると膨らむらしいよ!」
「初めてなの!?」
「……お皿は用意できましたよ」
甘い物食べたいねー、どうせなら作っちゃうかー、あ、ポアロ今休憩中?キッチンお借りしてもいいですかー?
軽いノリでポアロのキッチンとマヨネーズをお借りした。
今度返しますとも。
一緒に外出していた園子とはホットケーキミックスやメープルシロップ、はちみつとバターを買ってたからそれで作る。
マヨネーズ入れるといつもより膨らむらしから挑戦してみた。
梓さんは今日いない、けど安室さんはいる。
そのままご一緒に、と園子の誘いに乗って私たちがワイワイやってる間皿やらフォークとナイフやらを用意してくれた。
「料理とかお菓子作りって発想も大事なんだよきっと」
「ほんとに膨らむの?マヨネーズの味したりしないわよね?」
不安そうに何回も聞いてくる従妹可愛いなあもう。
きっとデレデレした表情でいるんだろうな私、安室さんが「うわあ」なんて顔してる。
だって可愛いもん、マジ園子は私の癒し。
「大丈夫大丈夫、マヨネーズ入れたホットケーキなら食べたことあるから」
「作ったことはないんですね」
「安室さん一言多い」
ちなみにポアロのエプロン貸してもらって園子とのツーショット写真をスマホで撮ってもらった、これもう待受画面にしないとだめだよね!超園子可愛い!!
さて、ホットケーキミックスをちゃんと混ぜ合わせたところで安室さんが用意してくれたホットプレートにまずは1枚分の生地を流し込む。
ぷつぷつと生地に火が通り、気泡が出てくるのを園子は楽しそうに見つめていた。
そういえばこうやって何か作るのは初めてかもしれない。
私≠烽オてなかった。
「いつひっくり返すの?」
「もうちょっと気泡が全体的に出てからかなあ。でもほら、少し分厚くなってるでしょ?」
「ほんとだ!」
ああ〜園子可愛いんじゃ〜。
……おい安室さん、さっきより露骨にドン引くのやめてくれない?
もっとわかりにくくしろよ、仮にも組織のバーボンだろうが。
ってこと考えると組織の人間とホットケーキ焼いてるのか……なんつー微妙な……
そろそろかな、とホットケーキをひっくり返すと園子が「わあ……!」と感激したように息を吐く。
「バター乗せてからメープルシロップでもはちみつでも、シナモンパウダーでも美味しいよ」
「全部試してみたい!」
「もちろん」
「僕はシュガーで頂こうかな……」
「安室さんマヨネーズかければ?」
「……そんなあからさまに怒らなくても」
そりゃあ園子見てデレデレしてただけなのにドン引きされたら怒りますとも。
可愛い従妹見たらなるでしょ?私はなる。
ぽんぽんとホットケーキを軽く叩いて焼き上がったのを確認して皿に乗せた。
園子が美味しそうに食べてくれたので満足!
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