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【最遊記】「初恋は実らないって言うでしょ、違う?」銃を組み立てながら彼女が言う。真っ黒な前髪を間から真っ赤な目が俺を映した。赤に映る紅。「男の子の初恋は母親だろうし女の子の初恋は父親だと思うから、だから初恋は実らないんでしょ?」「なるほどなぁ」それ以降は努力次第ってか。

【携帯獣】優しく抱き上げてくれた腕はもう動かない。冷たくて、どんなに握っても握り返してくれない。なあ、俺はあなたの一番にはなれなかったけど、それなりに近くに入れたかな。小さい俺を優しく抱き上げて、大きくなった俺が抱き上げたら喜んでくれて。ちゃんと、あなたの傍にいれたかな?

【青エク】前髪を切ろうと思った。でもやっぱりこんな目を他の人から見えるようにするのは少し抵抗があって。「分けたらいいんじゃないか?その方が可愛い顔もよく見える」……あったんだけど、そう言われたらさ!!鏡の前で恐る恐る前髪を分けてヘアピンで止める。少し視界が広いけど、悪くないかも。

【携帯獣】短冊に願い事を書いた。些細なことかもだけど、大切なこと。でも町にもまだ到着してないのにどうしよう。そこら辺の木に引っかけようか。ってのがさっきの話。私の書いた短冊は、目の前のポケモンの手にある。そのポケモンは私の短冊を読んで笑うと、短冊を持ったまま飛んでいってしまった。

【僕アカ】「センセーはどんなお願いするの」生徒の吊るす短冊には丁寧な字で『プロになれますように』と書かれている。事情が事情なだけに素直に叶えとは言えないが。「お前が女性らしくなるように、かな」「ちょっとそれどういうこと」今は、こうやって真っ直ぐでいてくれたらそれでいいかもな。

【鳴門】「イタチくんは、やさしいんだね」手を繋いで彼女の家まで一緒に歩く。幼かった。辛いことや悲しいことをまだ知らなかった。「やさしいの、すてきだとおもうよ」オレを見て、くしゃりと破顔する。このままずっと続くと思ってた。一緒に手を繋いで歩く日が。どうすれば続いただろう。

【携帯獣】飛べないって馬鹿にするやつらなんか見返してやろうよ!主人はいじける俺の背を撫でて小さく笑った。コモルーは空を飛びたいんでしょ?一緒に頑張ろうよ、私も、お前と飛びたいから。──そんなこともあったなあ。赤い翼を広げて空を飛び回る。背には主人も一緒。飛べたよ、主人のおかげで。

【WT】「一緒に海行きたいね」いきなり何言ってるんですか?「夏だし」夏でも防衛任務はありますよ「たまにはそんなこと忘れてパーッとやりたいんだって」無理ですね「だって私はともかく木虎ちゃん、まだ中学生なんだよ?」……「端から無理、って言わないでよ、悲しいなあ」……でも、無理ですよ。

【BSR】「熱中症にあれほど口酸っぱくして言ったのになったのだーれだ?」怖い。布団で横になる小十郎を見下ろして言うあいつが怖い、目が笑ってねえ。「何か言い訳あるなら聞くよ?」「……ない」あるとか言ったら殴られるpatternだろ。それが心配故だとしても、怖いもんは怖く感じるのだ。

【OP】たまにはワンピースとか、可愛らしいのも着てもいいんじゃないか。いつも似たり寄ったりの服装の彼女に言えば、アイスを咥えたままきょとんと目を丸くした。「そんなこと言ってくれるのグラディウスくらいだよ」じゃあ、今度買いに行くから一緒に来てね、と歯を見せて笑った。

【鳴門】どこかで大量に買ってきたのかアイスが冷凍庫にこれでもかと詰められている。「どしたのこれ」「商店街のおばちゃんがサービスしてくれた」おにーさんにあげないよ。いや期待してないから。縁側で寝転がってる彼女の傍らに座って持ってる団扇を取った。「暑い」「オレも」揃って暑さには弱い。

【WT】どうせなら烏丸先輩がよかった、呟いたら私を背負う先輩が苦笑した。「木虎ちゃんとられちゃうからやだなあ」甚平姿の女性が浴衣姿の女子をおんぶしてる、周りにいる人たちの注目になるのに先輩は嫌な顔せずに私の家の方向へ進む。嫌ではない。彼女の首に腕を回せば、先輩は満足そうに笑った。

【青エク】髪の毛いじってもいいですか?そう言った彼女が買ったばかりの櫛で俺の髪を梳く。通う学校で何があったとか、祓魔塾で手伝いがあったとか、他愛ない話をして。髪を元に結ぶと、彼女は満足そうに笑った。「いつ見ても綺麗ですよね」太陽みたい。彼女の髪もいじってやろうと手を伸ばした。


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