来島さんに部屋まで送ってもらって、そのまま襖の前で横になった。
だめだ、意外としんどかった。
今日も夕飯いらない、昨日より口開かないし。
……あの人食事できるかな、大分力入れてぶん殴ったけれど。
それはそれで気まずいなうわあ。
でもごめんなさい、ちょこっとスカッとした。
思わず笑った、直後に意識飛ばされたけど。
ひんやりしてる畳にうっとりと目を閉じていると、部屋の外から足音が聞こえた。
ひとつ、じゃない。
2人分かな、多分。
それは間違いなくこの部屋に向かっている。
あの人だとは思うけれど、ここからどかないといけないんだけれど、顔や腹が痛いのと頭がクラクラするので動けない。
怒られるかな、でも案外放っておかれそう。
うとうと、と寝そうになった時、襖が開いた。
「……」
「……おや」
「……」
ちらっと視線を向けると、高杉さんと河上さんがいた。
高杉さんの左頬には湿布が増えてた、ただでさえ包帯巻いてるのになんかこう……ちょっと申し訳ない気になる。
しかもあの、怖い顔で見下ろすのやめていただきたい。
「……こんなとこで寝てんじゃねェよ小娘、布団敷け」
「まあまあ晋助、大方まだ意識がしっかりしてないのでござろう。晃、立てるか?」
「……ん」
立つのがしんどくてそのまま首を横に振ると、河上さんは苦笑して私を抱き上げた。
甘やかすなよ、なんて高杉さんの声が聞こえた気がするけれど河上さんはまあまあと適当に宥めて器用に私を片腕で抱っこしたまま布団を敷く。
ここまでしてくれなくても……高杉さんめっちゃこっち睨んでおりますけれど。
「明日の取引に連れて行くのならしっかり休ませるのも師匠ではないか?」
「……うるせェ」
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