※フォロワーの夢主を想定させる描写
彩里がトリガーを起動した、らしい。彩里のことだ、怒りっぽいけど馬鹿ではない。それくらい感情的になる出来事が起きているということなんだとおもう。
『梨本が暴れてやがる。手伝え』
カゲさんから連絡がきたとき、何事かと思ったけれど、現場についてみれば一目瞭然だった。
どうやら彩里が人型近界民だと思った女の人にトリガーを起動して攻撃しようとしたらしい。近くにいたカゲさんとか、彩里の攻撃手の師匠になる王子先輩とか。とにかく周りに先輩たちが多かったことが幸いだったのか相手の女の人に怪我はないようだ。(吊ってる腕は元からだと思う)
「カゲさん」
「……おお。アイツのことどーにかしてやれ」
「どーにかって言われても。なにがあったの?」
「自分で聞いてこい」
カゲさんを見るに相当疲れたようだった。姉弟子の方を見れば、王子先輩たちが間に入って説明してくれたのだろう、ペコペコと頭を下げていた。
「彩里」
「ユズル……」
「なにしたの」
「……盛大な勘違い」
「……呆れた」
なにも言い返せないらしい、反省しているならばとりあえずは良しなのだろうか。相手の女の人も気にしていない様子が伺える。このままだと収集がつかないのが目に見えたので、王子先輩に声を掛けて彩里をカゲさんたちのいるところに連れ出した。
「戻ってきやがった」
「カゲさん、彩里って隊務規定違反になるの?」
「しらねーよ」
「私のポイントの減点はきっとあるよね。弧月かな」
「開き直ってるし……」
「いや、本当に私が悪かったから」
ポイントの減点についてカゲさんに彩里が手続きとかあったか質問をし始めた。カゲさんは覚えていない、というよりも勝手に減ったってことらしいけど。
「オレの隊長も姉弟子も問題児じゃん」
「カゲさんほどじゃないよ」
「おめーらうるせぇよ」
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