腐心 不信 不寝
理解
接触
例えば乳を垂らしたような
(ワードパレット、フォロワー様より

)

――信じれない、信じたくない。でもこの感情はまるで。

 寝付きが悪いのはわかりきっていて、今夜も布団の中で考えごとをしてしまう。普段ならば気分転換に星を見に行くが、外からは雨の音が響いていた。
 雨の日は嫌いではない、でもどうしても初夏のあの日が横切ってしまう。そんな風に思っていたのに、今はこの雨の中、白色の彼はどう過ごしているのだろうかと気になってしまうのだ。
 彼を理解するために近づくことを決めた。彼との関係はたぶん良好で、人付き合いの上手な彼に助けられている。もし問題があるとしたら私の気持ちのだ。
 遊真くん、と呼ぶようになって、人にあまり話さないような過去のことをお互いにうち明かして。そんな毎日を過ごすうちに私の中で彼に対する気持ちが増えたような気がする。一緒にいたら安心も心配もする、楽しく過ごしてほしいと思うし、戦闘で負ければ悔しい。嫌悪が消えたわけではないけれど、それが気にならないくらい他の感情が被さっていた。
 きっと心の重量オーバーだ、とチクチクと痛む胸を抑える。遊真くんのことを考えるとモヤモヤするようなドキドキするようなチクチク痛むような、心臓が様々な反応をするから落ち着かない。つらくて泣きそうなときもあれば、心地が良くてつい寝てしまうこともある。毎回眠れればいいけれどそういうわけでもない。むしろ悩み事が増えてしまったと捉えることもできる。
 いっそこのまま寝ないで夜を明かそうか、なんて思うけれど、なかなか消えない目の下の隈を見て、また寝てないのかと叱られてしまうのだろう。心配してくれている、それはとても嬉しいけれど、彼にはなるべく自分と彼の仲間のことを優先してほしい。
 目を閉じよう、彼のことで悩む自分が悔しいから。それに明日になったらまた彼に会えるから。





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