あげる / うずまきナルト
「はい、あげる」
そう言ってナルトのラーメンに自分のナルトを乗せるゆう。
「おっサンキューな!お前ナルト食えねぇなんてほんと損してるってばよ」
貰ったナルトを口に入れもぐもぐするナルト。
まぁわたしがナルト食べれないのは所謂食わず嫌いってやつ。
かまぼことか練り物があまり好きじゃないためナルトも食べない。
「言ってくれりゃナルト抜きにしたのによぉ〜いつでも言ってくれていいんだぜ」
一楽のおじさんはいつも優しい。
任務で頑張った時はチャーシューをサービスしてくれたり、金欠の時もラーメンを安く提供してくれた。
「うん、いつもありがと〜!でもナルトがいつもわたしのナルトを食べてくれるからいいのっ」
へへって笑いかけるとおじさんは「若いっていいねぇ」なんて鼻の下を掻く。
「ならオレはお返しにこれをやるってばよ!」
ころんっとゆうのラーメンに自分の煮卵を入れてくれた。
「えっえっ、煮卵貰っちゃってもいいの!?」
「おうよ!いつもオレだけ貰ってばっかっつーのは嫌だからな!」
「ありがとう」と言って貰った煮卵を口に入れる。
おじさんが作ったから美味しいのは間違いないけど、ナルトから貰ったってこともあっていつもより更に美味しく感じた。
こうやってラーメンを食べてる時間がすごく幸せかも。
また任務終わったら来ようねとナルトと約束をしてわたしたちは一楽をでた。