水晶の君



息をついて俯く君は儚げで
誰を想い澄んだ瞳を濡らしている

長い金糸の髪を指に絡め
甘く香る夢へと口付けよう

水晶の愛を育む君は
僕の知らない遠くへと行ってしまうのか
傷付くからこそ愛せるだろう
何処までも清き心

腕を引いて細い体を抱き締めて
閉じ込めたら君の瞳は陰るだろう

薄く色付く頬に口を寄せて
囁けたらどんなに幸せかと

水晶の願い守れる君は
僕に見えない世界だけ映しているのか
涙を知るから優しくなれる
果てしなく強き心

白い穢れ無き肌 夜の帳
淡い月の幻 愛の呪縛

戯れの温もり 覚め行く熱を
名を呼ぶ君の唇に静かに残そう
広がる金糸を指で梳いても
眠りへは遠く……

水晶の愛を抱いた君は
束縛を拒絶する僕 捕らえるのだろう
涙の熱さが心を溶かす
美しい君を想う……





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