導きの歌



悪夢じみた時を散らした
君の姿を捜し続ける
忘却へと流されながら
熱い刃に胸は灼かれて

果てが見えない夜だけの世界
知らない朝を想像で創ってた
優しい歌に微かな救い見付けて
揺れる旋律追い掛ける

降り注ぐ懐かしい歌
冷たい霧の幻 掻き消して
君の姿 時を戻して
黒い夜の淵から還るよ
振り向いた雑踏
旋律を辿って

月の影が孤独の夢を映し出す頃
寄り添う心
その優しさを拒絶しても
差し出す腕に迷いは無いままで

冷たい霧に惑い生に泣く
終わらぬ螺旋 壊す剣を託す
無情の定めに嘆く優しき君の
流す雫を美酒として

吹きすさぶ時の残響
胸に迫る熱く哀しき記憶
初めての口付けの味
疼く傷口を舐めるようで

降り注ぐ懐かしい歌
時の渦さえ越えて響き渡る
君の姿 時を戻して
黒い夜の淵から還るよ

振り向いた雑踏
旋律を辿って





- 40 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む

ページ:






Reservoir Amulet