まだ知らぬ夢を見ていた
淡く咲く桜
煌めいた髪が流れて
この胸に触れる
囁く声は
凛と涼やかな予言
覗き込むのは
全て見透かす水鏡
美しき月が杯に映り
手酌の宴を飾る
いつとも知らぬ夢の静寂で
遥か君を待つ
まだ遠い夢と思った
空に舞う桜
白く細い指がそっと
この頬に触れる
思い出すのは
大地駆け抜けたあの日々
見詰め合うのは
二度と届かぬ水鏡
美しい月が杯に映り
孤独な心を癒す
いつかは来るか 望んだ未来
君の降りた大地
美しく咲く花 散る宴
ふわりと輝く衣
黄金色の髪 蒼き瞳
天の舞姫よ
語らった時間に別離告げ
己の想いを知った
薄れ行く幻に焦がれる
君を愛してた……
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Reservoir Amulet