キズナ




信じたいの
どうか目には見えない絆を
疑うと止まらない
胸のやるせなさを支えて

痛みに溺れた日に出会った
傷口を舐め合うように
側にいた
恋じゃない好きじゃないと念じて
キスの甘さに惑う 私は誰

恋人なんてなれない
分かっているでしょう
心を無くした世界に
貴方が佇む

絆を信じられず
気付けば一人だった
愛も恋も夢も
何も持たないままで
私の居場所なんて
何処にも無いと
分かっているのに
信じてみたくなって

縋り付くこの手に掴む
目には映らない絆を

痛みが癒え始めた夜更けに
繋ぐものが
何も無くなった気がした
愛なんて夢なんて見ない筈が
眼差しを待ってる 貴方のせいよ

恋情なんて脆いと
思い知ったの
傷を恐れる私に貴方が触れる

裏切られる痛みは
二人のものだった
慰め合う弱さで
繋がっただけなのに
涙の苦さを知っている貴方を
誰よりも近くに
感じてしまったの

傷付く怖さを知ってるくせに
想いが止まらないの どうして

信じたいから
いつも頼りなく頑なな
そんな繋がりを
信じていたい
やるせなさを越えた後には
光がある事を

絆を信じられず
気付けば孤独だった
愛も恋も夢も
全て捨ててしまって
私の居場所なんて
世界に無いと
分かっているのに
信じてみたいから

縋り付くこの手を伸ばして
貴方と繋がる、絆で……





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