牢獄




戒めの鎖が食い込みし体で
心まで捕らわれる
解放の日など見えぬまま

冷えた格子を掴んだ
終わりを望む少女
絶望の日々を数えて
床に滴る血の花

生きている意味を見失い
枯れ果てた瞳は闇を映す

忌まわしく続く生を呪い
死後の救いの事だけを考える

鎖を断ち切り命に希望を

牢獄から解き放たれし日に
鎖は砕け霧となる
真に縛りしは
我が心かと
悟った少女は
自由の意味を知る

檻の呪詛から解かれた
何も知らない少女
残酷な時に惑いて
理想切り裂く知の悪

鎖無き理由を忘れ掛け
彷徨う体は何を求む

押し潰す重き生に狂い
亡き後の安楽が誘い出す

鎖に打ち勝ち命の救いを

牢獄から解放された後
新たな鎖に捕らわれる
目に見えぬものこそ
蝕むのかと
苦しむ少女は
自由の責を知る

いつか愛を知り
睦む奇跡に目覚め
見えぬ鎖の重さ
忘れ去る時が来る

牢獄から解き放たれ永く
捕らえし鎖 霧散する
真の戒めは
自身より生ずる
悟った少女は
自由の価値を知る





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