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此処まで読んで下さった方、有り難うございます。

これは物語を書く上での共通のテーマである『想いは永遠を駆ける力を持つ』を、全面に押し出した形になりました。

詩を混ぜたりしたのも私の趣味です。

ダークな雰囲気なら最後まで貫け、などご意見はあるかと思いますが……。

人は無限の力を秘めている。

悲劇も悲劇で終わらせない位の、最期を最後にしないだけの強さがある。

そんな事を少しでも感じて頂けたら嬉しいです。

更に今回はタイトルからして読みにくい、造語を使っています。

タイトルは、『えいごくあんじゅう ちょうあいか』と読みます。

本文中に使っているのはほとんど詩みたいな部分ですので、字面で雰囲気だけ伝われば良いかなと思います。

因みに、セレネとエンデュミオの名前はギリシャ神話のセレネーとエンデュミオンから来ています。

私が創った二人とは全く違いますが、興味深いお話ですので気になる方は是非。



作中に出て来る歌と、私の書く事。

二つが重なって、特に最後の方はかなり熱くなってしまいました。

永遠なんて、本当に夢みたいな話です。

でも信じられたら素敵ではないでしょうか。

『想いは永遠を駆ける力を持つ』。

歌や文章や行い、人によって表し方は様々でも。

世界には、美しい想いが息衝いている。

そう思えるような事ばかりじゃないけれど、信じられたら素敵ではないでしょうか。

それが私のファンタジーなのです。

読んで下さった貴方の中に、少しでも灯火となれたら幸いです。



最後に、拙い作品を読んで下さった方に心より感謝致します。

有り難うございました。

言い尽くせぬ感謝を込めて。



蓮水詩織





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