09
内心はどうあれ素直に返事をした真宵は、頭を下げて静かに部屋を出て行った。
一人になった卓は再び息を吐き、背もたれに体を預けた。
仕事中に居眠りをしてしまうとは、こんな時に気が緩んでいる証拠だ。
だから、あんな夢を。
あんな、昔の夢を。
目が覚めて、本当に悪い夢だったと笑い飛ばせたら良かったのに。
けれども、あれは現実だ。
だからこそ、今軍を結成して戦おうとしているのだから。
このまま大人しく支配されるつもりは無い。
取り返しがつかなくなる前に、奴等を追い出してみせる。
この地球を、守り抜いてみせる。
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Reservoir Amulet