09


内心はどうあれ素直に返事をした真宵は、頭を下げて静かに部屋を出て行った。

一人になった卓は再び息を吐き、背もたれに体を預けた。

仕事中に居眠りをしてしまうとは、こんな時に気が緩んでいる証拠だ。

だから、あんな夢を。

あんな、昔の夢を。

目が覚めて、本当に悪い夢だったと笑い飛ばせたら良かったのに。

けれども、あれは現実だ。

だからこそ、今軍を結成して戦おうとしているのだから。

このまま大人しく支配されるつもりは無い。

取り返しがつかなくなる前に、奴等を追い出してみせる。

この地球を、守り抜いてみせる。





- 32 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet