夢の終わり.19


もう二度と、夢の中へは戻れないけれど。

確かな痛みから逃れずに、もう一度。

その時、どうするのだろう。

本当の自分に戻った時。

そこに残る想い出は、何処までも優しくて悲しくて切なくて。

泣きたくなるような胸の行方を、どうしたら。

ずっと閉ざしていた扉を開いたなら、そこに何を見るだろう。

きっと限りない痛みを知るだろう。

探し求めた愛を知るだろう。

瞳を逸らさず、真っ直ぐ進む。

扉の向こうへ。





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