郷愁



辿り着く夢の通い路に
刻まれたセピアの追憶
呼んでいる声を追い掛けて
霧の森の奥 迷い込む

戻らない時の針は
真夜中で止まったまま
狂おしく風が鳴らす
銀色の鈴の音色

郷愁が
去り行く季節の中で
残したもの
空想の国へ誘い
帰り道を閉ざしてる

君がいた夢の浮橋に
星屑の欠片 飾ろうか
終わらない夜の闇へと
消えて行く光を残す

帰りたい場所を忘れ
痛みだけ鈍く抱いて
立ち込める霧の中へ
音の無い詩を紡ぐ

想像で
まだ誰も知らない景色を創って
君がいる空の
一つの星にいつかなれたら

郷愁に
別れを告げて紡ぐよ
まだ見ぬ夢
空想の国で遊んで
いつか遠くの
君の空へ









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