造られた体



消え行く声が貫いて
加速したのは滅亡への運命か
消えても越える空の果て
求めるものは救済への導きか

最後の静寂に頬を伝う涙
君は尚も紡ぐ
優しい世界

消え行く熱の儚さに
抱き寄せたのは知らぬ筈の感情か
消えても熱意 空を裂き
願ったものは救済への誘いか

実体無き言葉
空気を震わせて
形の無き想い
空の胸を揺るがす

君はどうして信じ続けた
君はどうして語り続けた

造られた体は
世界を見る
処理するデータは闇の数
造られた体は
世界を見て
新しき演算続けてく

君の声が空洞に響く
実体無き夢が
空気を震わせて
形の無き心
不意に僕を揺るがす

君はどうして笑っていたのか
君はどうして側にいたのか

機械にも心が生まれるなら
兵器にも想いが生まれるなら

造られた体で
世界へ行く
映した景色は光る線
造られた体で
世界へ行き
未知なる感情見付けてく

君の声が空洞に響く
君と出会う造られた体








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Reservoir Amulet