春に願う



静かな眠りをそっと彩る花びら
春風 優しく髪を揺らしていた
冷たい輪郭指で辿りながら
白い雪の季節を思い出してた

どうして
一人で背中を向けたまま
いつでも黙って此処に来てしまうの
冷たい瞳に隠した優しさを
強い心の中に感じていたのに

貴方が願ってた瑠璃色の天窮
でもこの未来に貴方はいない

幾度も出会って幾度も別れて来た
貴方が微笑む未来を探して
愛しているのか 愛されているのかも
逆巻く時の流れに遠く薄れても

願いを抱きしめ辿る
白く閉ざされた季節
幾度も繰り返す涙の静寂

世界を包む雪が溶けて
野には名も無き花が咲く
訪れる穏やかな春に
貴方がいてほしい

抱きしめる冷たさ
涙も枯れ果てた
貴方に会いに行く
痛みを胸に

このまま
貴方の背中を追いかけて
綺麗な空の下で眠りにつこう……









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