無言の内に



黙したまま語らず

燃える大地の幻 朱に染まる
いつか戦火が及ぶならば
この身捧げて鬼にも成れるだろう
美しき世界の為なら

闇影全て引き受け
果てしの無い
時の渦で
惑うとしても
尊きもの守るだけ

天の瀑布よ
穢れ払い流して
激しき定め
死滅の火を飲み込む

本心など語らず

散った紅 落ち葉は風に舞い
君の瞳に朱を残した
出会い別れた刹那の運命が
この胸を彩る記憶に

光の無き道の果て
露の降りた
大地の上
倒れ伏すまで
愛しきもの守るだけ

清き天流
焦がれ願う存続
この身包むは
黒く燃ゆる業火か

闇影全て引き受け
果てしの無い
時の渦で
惑うとしても
愛しき人守りたい

天の瀑布よ
穢れ払い流して
激しき定め
死滅の火を飲み込む

恋心は語らず








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